岩波書店が、神田神保町で運営するミニシアター。
1968年、高野悦子を総支配人として創設。「映画講座」、「音楽サークル」、「古典芸能シリーズ」、「学術講座」の四つの柱を中心とした催しを行う。 1974年、川喜多かしこと高野悦子のふたりでエキプ・ド・シネマ〈フランス語で映画の仲間の意〉がスタート。サタジット・レイ監督「大樹のうた」を上映する。
会社に置きっぱなしになっていた『大いなる沈黙へ』のパンフレット。(閉館してしまった)岩波ホールの映画のパンフレット(700円)はシンプルだし内容濃くてほんとに素敵。パンフレット買って写真集みたいだと凹みます。 あ。『建築家のアッシリア皇帝』のパンフレットは内容濃いです。少しお値段高めですが。
血圧値 119/80/75 酸素飽和度 98% 体温 36.3℃ 体重 67.9キロ お、119番だ❗ 縁起が良いのか、悪いのか。 血圧値は何回か計って平均化するのが良いと思うけど、今日はこれでいいや。 運営からこんな連絡が来ました。 nikotaronichijoさんは、この度、はてなフォトライフ市民(銀)になりましたので、はてなよりカラースターをプレゼントいたします。 100回突破のお祝いかな。 さて、そういうわけで、101回目のブログです。 101匹の犬がどうしたこうした、という映画を観たことあるな。あれは幼稚園のころか。 なんか、不気味な思い出だなあ。悪いやつが出てきて、それが怖い❗ …
2022年7月29日 ついに昨日、岩波ホールが閉館した 混雑するのでもっと早めにお別れするつもりが、まさかの最終日になってしまった 上映前には岩波律子支配人がステージからひとこと 内容についてはコチラとほぼ同じ ↓ www.youtube.com 大きな拍手の後には、神保町駅を出たところから岩波ホールに入るまでの風景を簡単にまとめた映像が流され、本編スタート 「パタゴニア」で知られる作家のブルース・チャトウィンについて、生前親交のあった映画監督のヴェルナー・ヘルツォークが取り上げたドキュメンタリー 何という偶然か、去年「パタゴニア」を読んだところだった チャトウィンが歩いたパタゴニアや、オース…
突然ですが、プロフィール写真を変えてみました。今まで何もアップしていなくて、それはそれで珍しくていいかと思ったのですが、そろそろ飽きてきたので。ツィッターと同じ写真ですが。 さて、今日7月29日に東京のミニシアター、岩波ホールが閉館になってしまった。他では上映されない珍しい世界の映画をラインナップしていて、とても良い映画館だった(その割になかなか行けなかったのですが)。確か名作「山の郵便配達」もここで観たと思う。 新型コロナで経営が厳しくなったとのことだが、確かにそれが直接的な原因ではあるものの、他にもいろいろと事情がありそう。何にしても残念な気持ちでいっぱいだ。 そんな中、東京に新たなミニシ…
今日まででした。 www.iwanami-hall.com 『歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡』2022年6月4日(土)~7月29日(金)www.iwanami-hall.com www.iwanami-hall.com 会員なのに結局行けなかった。ごめんなさい。
時間がないぜシリーズその2、こちらは2022年7月後半のシネマ・チュプキ鑑賞メモ。『ハンナ・アーレント(2012)』と『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性(2012)』を観ました。 映画「ハンナ・アーレント」「キャスティング・ディレクター」チラシ 1本目『ハンナ・アーレント』。先月から続いていた「ありがとう岩波ホール」特集上映、最後の作品となります。ドイツ系ユダヤ人の哲学者ハンナ・アーレントがナチス戦犯アイヒマンの裁判に関する記事を書いたらめっちゃ炎上して--みたいな話を、すごーく噛みごたえのある映画に仕上げたものです。 主人公のハンナを筆頭に、頭のいい人たちの小気味よい…
2022年7月29日をもって閉館となる神保町の老舗ミニシアター「岩波ホール」に行ってきました。じつは今まで行ったことがなく(神保町へ行くときはいつも岩波ホール直結のA6出口から出ていたので完全に素通りし続けていたことになります)最初が最後になってしまったわけなんですが、こんなかたちにせよ行けてよかったです。 なお岩波ホールで上映されていた作品というところでは、シネマ・チュプキの「ありがとう岩波ホール」特集上映にて先月『ベアテの贈りもの(2004)』『宋家の三姉妹(1997)』を鑑賞しました。 7月には『ハンナ・アーレント(2012)』『終りよければすべてよし(2006)』の2本がラインナップさ…
映画『メイド・イン・バングラデシュ』を岩波ホールで観た記録。 pan-dora.co.jp youtu.be 本作を含め、あと2本で閉館となる岩波ホール。前回の上映作品『金の糸』を観に来たときから、あと残り2本とも来ようと決めていた。 まとまらない感想をバラバラとメモ。 ※内容に深く触れていますので、未見の方はご注意ください。 ・当日は何を着て行くか迷って、顔の見える人が作った服と、店員さんと楽しいやり取りをしながら買った服を選んだ。私はこの映画が作られた意味を大切にしたかった。 ・何度見てもこのポスタービジュアルは最高。グローバル資本主義と女性下位男性上位社会への告発。 ・ロードー(労働)ム…
映画「ベアテの贈りもの」「宋家の三姉妹」ポスター 東京・田端のユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」では現在「ありがとう、岩波ホール」特集上映と題して、7/29(金)に閉館となる岩波ホールで過去にかかっていた作品からチュプキ的に思い出深い*1何本かを上映しています。 その第一弾となる『ベアテの贈りもの('04)』『宋家の三姉妹('97)』を駆け込みで観てきました。わたしはどちらも今回が初観賞。例によって予備知識も全くないままに観たわけですが、それぞれに素晴らしい作品でございました。 『ベアテの贈りもの(2004)』 こちらは日本製作のドキュメンタリー。べアテ・シロタ・ゴードンさんとい…
岩波ホールで『歩いて見た世界』を観た記録。 www.iwanami-hall.com youtu.be 2022年7月29日に閉館する岩波ホールの最後の上映作品。 最後は必ず観にくるという自分への約束として、前作『メイド・イン・バングラデシュ』を観に来たときに前売り券を買っておいた。 原題は"Nomad: In the Footsteps of Bruce Chatwin" 一つの人生を振り返りながら、世界との繫がりを結び直す、詩的で穏やかな作品。重々しさと神聖さが漂う。霊性、Spirituality。 過剰に美しく仕立て上げられているのではないかとか、植民地主義的な眼差しはなかったのかとか、…
これはハンガリーの1976年の映画で、78年に岩波ホールで上映されているから、その時の新聞評や広告で題名が記憶に残っていたか、「キネマ旬報」では79年に18位になっている。 いきなり、東欧の農村に全裸の6歳くらいの女児が牛を追っている場面から始まる。この女児が主人公のチェレで、映画の真ん中あたりまでずっと全裸で生活していて度肝を抜かれる。 あとでわかるが舞台は1930年の独裁政権下のハンガリーで、チェレは孤児院からジャバマーリという女にもらわれてきた子供で、ジャバマーリは悪い女で、支給金目当てにチェレを引き取っただけで、衣服すら与えず、虐待の限りを尽くす。その上住んでいる家はもと住んでいたヤー…
午後の史跡巡りは原始的なデジカメを利用しているため、明日帰宅してからとして、夜の映画鑑賞の備忘。そもそもこの日程が水曜割引と編纂所の開室にあわせたもの。ただこの間に目をつけていたものは観てしまった、岩波ホールもすでにない、時間と宿泊地の関係で表題のものに。バカ塗りは何度も重ねて塗る津軽塗のことで、優秀な職人で老人ホームに入った祖父、それと比較されながら何とか努力している父、見限って別の男性と再婚した母、後継者としての期待を受けながら別の世界に進む兄、父の手伝いをしながら自己肯定感の薄い主人公、という職人家族の物語。プロジューサー・監督とも女性で、丁寧な映像なのだが、家計すらきびしい設定なのに、…
[折々の写真]7、8月 7.5ブレッソン『やさしい女』1969、ドミニク・サンダ17歳はこれが映画初登場、こんなに可愛いのに、氷のように冷たく暗い女、原作はドストエフスキーの中編小説で非常な傑作、彼の最初の妻がモデルとも言われる、動画が↓ 映画『やさしい女 デジタル・リマスター版』予告編 - YouTube 7.12 『ケイコ 目を澄ませて』2022、素晴らしい映画だった、聴覚障害の女子がプロのボクサーになるという話で、音がまったく聞こえないケイコに、周囲の人や景色がどう見えるかが映像に、ブレッソンと同じで映画に音楽を使わない、岸井ゆきののボクシングはとても美しい、動画↓ 映画『ケイコ 目を澄…
私は、年末に京都を訪れて足の向くままあちこち歩き、三条河原町の古書店で古書を漁り、四条川原町や錦小路でお節を買い込んで、新年を京都で過ごす人達と入れ違いに大晦日に東京に帰って新年を迎えることを長年の習慣にしていたので、京都御所の近くの老舗で暮らす人たちを主人公にして、素顔の京都をじっくり描いた映画ということに惹かれて、「二人日和」を岩波ホールに観に行った。 岩波ホールは1968年2月にミニシアターの草分けとして開館し、惜しまれながら2022年7月29日に閉館したが、その間ずっと、ずっと、神保町のシンボルでもあった。 私自身は特に1980年代に、ヴィスコンティやベイルマンの作品を観によく通ったも…
「名古屋シネマテーク」が7月28日、40年の歴史に幕を下ろす。名古屋の雑多な繁華街「今池」の雑居ビルの2階、座席40席の小さな映画館。全国のミニシアターの「草分け」的存在。 小生は、1度だけ訪れた。映画は「桜桃の味」。イランの名匠アッバス・キアロスタミ監督・脚本。1997年第50回カンヌ国際映画祭で、今村昌平監督の『うなぎ』と共にパルム・ドールを受賞。『うなぎ』と同時受賞ということで興味を持った。上映の映画館を調べると、在住の名古屋では、「名古屋シネマテーク」のみ。「映画は大スクリーンで鑑賞」派の小生は、ミニシアターということで二の足を踏んだが、しょうがない、ここしかない、行くしかない。 映画…
こんにちは、ハクです。 毎週日曜日、河北新報2版に「書籍紹介」があります。 試しまして、こちらよりご紹介させて戴きます。 書籍数はあまりにも多いので「評」する紹介文がある本だけと致しました。 どうぞ、ぽちっと「折りたたみメニュー」で、ご覧くださいませ。 例)折りたたみメニューはこちらです ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ★★★★[ 紹介文はこちら ]★★ 大当たり!( ´,_ゝ`)プッ 宜しくお願い致します。 ◇ 【著者とひととき】 ①『アジアを生きる』…世界が揺れ動く今こそ 姜 尚中さん ★★★★[ 紹介文はこちら ]★★ 政治学者の姜尚中さんの新著は、時代の流れを縦糸に、自身が歩んできた学究…
只今自宅にて特急仕事中の合間に書いてます。風邪が長引いて咳がなかなかおさまらない数週間を過ごした後、湿度過多で体がダル重く気力が湧かない、そんな日々でしたが…一応地味に活動はしてました( ・ω・)/ 6月某日。後輩女子がジブリ飯の食べられるお店に行きたいと言うので一緒に行ってきたり。 tabelog.com 個人的感想、星のみで。 接客…★★★☆☆ お店の雰囲気…★★★★★ 味・メニュー…★★★☆☆ 私の斜め前にトトロが鎮座してお迎え。とってもかわいいお店でした☆ 食べる前の写真タイムが忙しい(笑)。地元の野菜を使ったサラダがおいしかった。ホワイトソースが苦手な私はお料理を眺めて満足しつつ、後…
『B面の歌を聞け vol.3』(夜学舎, 2023年)を読んだ記録。 5月の文学フリマ東京で太田明日香さんにお会いしたときにご恵贈いただいた。ご自身が主宰する出版レーベル「夜学舎」から刊行された『B面の歌を聞け』の最新号。 過去号もよかったが、今回は体裁から構成から各記事の隅々まで全部がめちゃくちゃ好きで、出かけるときにはA5ファイルに入れて持ち歩き、電車の中や公園のベンチで読み、3周ぐらいしてしまった。 映画『歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡』をまず思い出した。"世界は徒歩で旅する人にその姿を見せるのだ"そういえば観たのは去年の今頃だった。岩波ホール最後の上映作品。 遠くの別の土…
ひょっとして気圧のせいか、前夜の酒が抜けないのか、寝不足か、せっかくの休みだがやる気出ない。『ター』を見る気力わかず、L・Q・ジョーンズ監督『少年と犬』をシネマート新宿の大きい方に見に行くが、なんだかその判断が最善だったかわからない一日。別に映画に満足いかなかったわけではなく、単になにやっても不安になる。ペキンパー映画に出てそうで出ていないようなドン・ジョンソンが主役で、ペキンパー映画ならボー・ホプキンスみたく命を粗末にしそうな若僧の佇まいだが、犬のアシストでもってサバイブする。犬とのやり取りはもっぱらテレパシーなので周りの誰かに聞かれることはない(いやジョンソンは独り言みたく喋る)状況で、犬…
同じ匂いはするが似て非なる別物 こう書くと誤解がありそうだが、個人的には双方とも最愛の映画作家である。事実、ジャン=ピエール・メルヴィルとロベール・ブレッソンはよく比較されるし、「海の沈黙」と「抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-」は、第1回岩波ホールセレクションにて上映された。そして、今回の記事の目的は、唯一日本語版の全作品を所持している(VHSを除く)映画作家なのに、未ソフト化の作品がある。そのソフト化を渇望し、啓蒙活動としたい。【永久保存版】 目次 【メルヴィルvsブレッソン】価値観の形成について 【メルヴィルvsブレッソン】ふたりの違いと共通点について 【メルヴィルvsブレッソン】…
今は対中包囲網とか言ってるけど、いずれインドはインドで、今の中国の様に、厄介な国になるんだろうなと思っている。 https://t.co/imTE5WZOyo — idiotton (@idiotton) 2023年5月11日 インド人が経営層に行くと会社がおかしくなる。代表格がインテルインド人のエンジニアもやりにくかった。いいとこの子息である彼らにとっては日本人は召使みたいなもの。白人が主催のミーティングに出るとホッとしたものだ。 https://t.co/R9MqVBQTIv — 中田 健二 (@KqFsgI46dsFFvXN) 2023年4月23日 いま、インドの会社で仕事してるんだけど…
女たちとスクリーン③ タフでかっこいい田中絹代 - ひとシネマ*12022.3.24 1年前の古い記事ですが偶然見つけたので紹介しておきます。もっと早く気づけばもっと早く紹介していたのですが。 以前、 世間に知られ始めた「田中絹代が映画監督だった」と言う事実(2021年12/28版)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ id:Bill_McCrearyさん 彼女が監督をやめた理由ですが、多分映画界が、彼女の道楽に付き合う、バックアップするのが難しくなってきたということもあるのでしょうね。 と言うコメントを頂きましたが、それを裏付ける指摘が出てきます。 女たちとスクリーン③…
後姿探検隊。 石原慎太郎『天才』をオーディオブックで聴き終わった。政敵・石原慎太郎が、田中角栄を主人公にして書いた宰相論。 天才 (幻冬舎文庫) 作者:石原慎太郎 幻冬舎 Amazon 『安倍晋三回顧録』を読了。戦後第一級の総理回顧録。「コメントは差し控える」ことにしよう。 安倍晋三 回顧録 (単行本) 作者:安倍晋三 中央公論新社 Amazon ーーーーーーーーーーーーーーーーー 「名言との対話」4月11日。中谷宇吉郎「雪は天から送られた手紙である」 中谷 宇吉郎(なかや うきちろう、1900年(明治33年)7月4日 - 1962年(昭和37年)4月11日)は、日本の物理学者、随筆家。位階は…
https://www.youtube.com/watch?v=b9WKC5sT9Z4&ab_channel=logansaan 私は 上の絵と作曲家が好きなんだけれど、そのことを誰も知らない。 かつて、ともに岩波ホールで欧州の映画をみたり、純文の雑誌を貸しあったりした友人とは、もう、35年くらい、その手の話をいない。 で、絵を買いたいとおもっても、もう、終活断捨離の時期だし、、、と思うと。。。サビシ。
www.iwanami.co.jp イラスト=蔵西 私が初めて蔵西サンの名前を知ったのは、諸星大二郎原画展か萩尾望都原画展を見に痴気情事のパルコに行った時で、書店員オヌヌメのまんがとして『流転のテルマ』①②巻が並んでいました。ラダックを舞台にしたまんがとは珍しいと思って買い求め、版元の講談社が大陸絡みなのかそうでないのか諸般の事情から③巻の紙版を出さず、電子版のみとしましたので、③巻*1読んでません。やっぱりチベットを題材にするのは難しいんだなと思ってましたが、その後、アマゾンのマットグロッソから、けっこう思い切った、チベット動乱を背景とした僧院まんがを描き、その後、司馬遼太郎原作まんがで賞を…