岩波書店が、神田神保町で運営するミニシアター。
1968年、高野悦子を総支配人として創設。「映画講座」、「音楽サークル」、「古典芸能シリーズ」、「学術講座」の四つの柱を中心とした催しを行う。 1974年、川喜多かしこと高野悦子のふたりでエキプ・ド・シネマ〈フランス語で映画の仲間の意〉がスタート。サタジット・レイ監督「大樹のうた」を上映する。
ミニシアターは「特別な作品」と出会うための場所(イメージ) 近年、映画界に寂しいニュースが相次いでいました。長年にわたり愛されてきた名画座やミニシアターが、次々とその歴史に幕を閉じていたのです。2022年には、ミニシアターの草分け「岩波ホール」が54年の歴史に終止符を打ち、飯田橋の「ギンレイホール」も同年11月27日に閉館しました。これらの映画館は、単に作品を上映するだけでなく、独自の文化を発信し、多くの人々の映画体験を豊かにしてきた、かけがえのない存在でした。 しかし、消えゆく灯火の影で、新たな希望の光がともろうとしています。この秋、東京のど真ん中に、新生ミニシアター「シネマリス」(Cine…
(現在、「Amazonプライム・ビデオ」で見ることができます) 7月19日㈮。 フォ・ジェンチイ監督の中国映画『山の郵便配達』を、録画してあったので見た。 この映画を、わたしは25年前、岩波ホールで見ている。 感動したので、帰ってから、興奮して妻にも話した。その古い記憶があったので、妻もテレビ録画したのだろう。 今回は、一緒に見た。 ★ 1980年代初頭、中国湖南省の山間地帯。郵便配達を長年勤め上げた男は、後継ぎとなる息子に引き継ぐため、初めて一緒に、最後の仕事となる“旅”に出る。重い郵便袋を背に山道を辿り、幾つもの村を尋ねる2人。父は手紙を運ぶ責任の重さと仕事の誇りを静かに息子に伝える。息子…
会社に置きっぱなしになっていた『大いなる沈黙へ』のパンフレット。(閉館してしまった)岩波ホールの映画のパンフレット(700円)はシンプルだし内容濃くてほんとに素敵。パンフレット買って写真集みたいだと凹みます。 あ。『建築家のアッシリア皇帝』のパンフレットは内容濃いです。少しお値段高めですが。
血圧値 119/80/75 酸素飽和度 98% 体温 36.3℃ 体重 67.9キロ お、119番だ❗ 縁起が良いのか、悪いのか。 血圧値は何回か計って平均化するのが良いと思うけど、今日はこれでいいや。 運営からこんな連絡が来ました。 nikotaronichijoさんは、この度、はてなフォトライフ市民(銀)になりましたので、はてなよりカラースターをプレゼントいたします。 100回突破のお祝いかな。 さて、そういうわけで、101回目のブログです。 101匹の犬がどうしたこうした、という映画を観たことあるな。あれは幼稚園のころか。 なんか、不気味な思い出だなあ。悪いやつが出てきて、それが怖い❗ …
2022年7月29日 ついに昨日、岩波ホールが閉館した 混雑するのでもっと早めにお別れするつもりが、まさかの最終日になってしまった 上映前には岩波律子支配人がステージからひとこと 内容についてはコチラとほぼ同じ ↓ www.youtube.com 大きな拍手の後には、神保町駅を出たところから岩波ホールに入るまでの風景を簡単にまとめた映像が流され、本編スタート 「パタゴニア」で知られる作家のブルース・チャトウィンについて、生前親交のあった映画監督のヴェルナー・ヘルツォークが取り上げたドキュメンタリー 何という偶然か、去年「パタゴニア」を読んだところだった チャトウィンが歩いたパタゴニアや、オース…
突然ですが、プロフィール写真を変えてみました。今まで何もアップしていなくて、それはそれで珍しくていいかと思ったのですが、そろそろ飽きてきたので。ツィッターと同じ写真ですが。 さて、今日7月29日に東京のミニシアター、岩波ホールが閉館になってしまった。他では上映されない珍しい世界の映画をラインナップしていて、とても良い映画館だった(その割になかなか行けなかったのですが)。確か名作「山の郵便配達」もここで観たと思う。 新型コロナで経営が厳しくなったとのことだが、確かにそれが直接的な原因ではあるものの、他にもいろいろと事情がありそう。何にしても残念な気持ちでいっぱいだ。 そんな中、東京に新たなミニシ…
今日まででした。 www.iwanami-hall.com 『歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡』2022年6月4日(土)~7月29日(金)www.iwanami-hall.com www.iwanami-hall.com 会員なのに結局行けなかった。ごめんなさい。
時間がないぜシリーズその2、こちらは2022年7月後半のシネマ・チュプキ鑑賞メモ。『ハンナ・アーレント(2012)』と『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性(2012)』を観ました。 映画「ハンナ・アーレント」「キャスティング・ディレクター」チラシ 1本目『ハンナ・アーレント』。先月から続いていた「ありがとう岩波ホール」特集上映、最後の作品となります。ドイツ系ユダヤ人の哲学者ハンナ・アーレントがナチス戦犯アイヒマンの裁判に関する記事を書いたらめっちゃ炎上して--みたいな話を、すごーく噛みごたえのある映画に仕上げたものです。 主人公のハンナを筆頭に、頭のいい人たちの小気味よい…
2022年7月29日をもって閉館となる神保町の老舗ミニシアター「岩波ホール」に行ってきました。じつは今まで行ったことがなく(神保町へ行くときはいつも岩波ホール直結のA6出口から出ていたので完全に素通りし続けていたことになります)最初が最後になってしまったわけなんですが、こんなかたちにせよ行けてよかったです。 なお岩波ホールで上映されていた作品というところでは、シネマ・チュプキの「ありがとう岩波ホール」特集上映にて先月『ベアテの贈りもの(2004)』『宋家の三姉妹(1997)』を鑑賞しました。 7月には『ハンナ・アーレント(2012)』『終りよければすべてよし(2006)』の2本がラインナップさ…
映画『メイド・イン・バングラデシュ』を岩波ホールで観た記録。 pan-dora.co.jp youtu.be 本作を含め、あと2本で閉館となる岩波ホール。前回の上映作品『金の糸』を観に来たときから、あと残り2本とも来ようと決めていた。 まとまらない感想をバラバラとメモ。 ※内容に深く触れていますので、未見の方はご注意ください。 ・当日は何を着て行くか迷って、顔の見える人が作った服と、店員さんと楽しいやり取りをしながら買った服を選んだ。私はこの映画が作られた意味を大切にしたかった。 ・何度見てもこのポスタービジュアルは最高。グローバル資本主義と女性下位男性上位社会への告発。 ・ロードー(労働)ム…