紋次郎名物の早食いは飢えた70年代の空気の象徴だったのか <かつて村の娘を殺めたことから追放したはずの源太が復讐のために舞いもどって来る。その噂に怯える村に足を踏み入れる紋次郎。そこで紋次郎が出合ったのは片足の少女、お妙だった。そこへ村人たちに片腕まで奪われ復讐に燃える源太が仲間を引き連れ襲撃するが、不自由な身体ながらもけなげに生きるお妙を気に掛ける紋次郎は村へと引き返す、しかし、お妙の口から告白されたのは意外な事実だった・・> そもそもが市川崑劇場と銘打って始まった紋次郎。この伝説といってもいいシリーズが生まれた最大の功労者が市川崑監督であることに誰も異論はないはずだ。 その崑監督のいわばパ…