武田麟太郎への興味から書棚をあさっていたら、この本を見つけました。 筑摩書房 日本文学全集 44 早稲田の古書店に一冊ぽつんとあったのを購入したもの。 買ってすぐ島木さんだけ読み、そのまま書棚にしまい込んでいた。 なんだ、島木さんと武田さんがひとつになっていたのか 気づかなんだ。 今ごろになってこの本に呼ばれたようです。 選者がこの三人を組み合わせたのには理由があるようです。 織田作之助と武田麟太郎は大阪出身。 作家活動は、織田は大阪、武田は東京と別れたものの、 9歳年下の織田は武田のことを兄貴分として慕っていたそうです。 そして武田麟太郎と島木健作。 二人にも色々と共通点があることがわかりま…