嵐山線は阪急電鉄に所属する路線のひとつ。桂駅−嵐山駅間 4.1km。
新京阪鉄道が京都西院(現・西院駅)まで開業した8日後の、1928(昭和3)年11月9日に開業した。当初は複線だったが、第二次世界大戦中に鉄材供出のため単線となった。途中の上桂駅・松尾駅の両方に行き違い設備がある*1ため、複線に戻す必要もなく現在まで至る。
現在は区間運転が10〜20分間隔で運行されているが、行楽シーズンには大阪梅田・神戸などから直通の臨時列車も設定される。
1924(大正13)年 | 京都電燈が、京都府葛野郡松尾村〜乙訓郡向日町を結ぶ「洛西線」の敷設免許を取得。 |
1927(昭和2)年 | 京都電燈が敷設免許を、新京阪鉄道に譲渡。 |
1928(昭和3)年 | 新京阪鉄道によって、桂駅〜嵐山駅間が開通(当初は複線)。 |
1930(昭和5)年 | 会社合併で京阪電気鉄道の所有路線となる。 |
1930(昭和5)年 | 単線運転化。 |
1943(昭和18)年 | 会社合併で京阪神急行電鉄の所有路線となる。 |
1944(昭和19)年 | 「金属類回収令」により、片方の線路を撤去。単線となる。 |
1948(昭和23)年 | 松尾神社前駅が松尾駅へ改称。 |
1950(昭和25)年 | 上桂・松尾の各駅に離合施設設置。 |
2013(平成25)年 | 松尾駅が松尾大社駅に改称。 |
駅番号 | 駅名 | 読み “えき”は略 |
接続路線 |
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HK-81 | 桂駅 | かつら | 阪急京都線 |
HK-96 | 上桂駅 | かみかつら | - |
HK-97 | 松尾大社駅 | まつおたいしゃ | - |
HK-98 | 嵐山駅 | あらしやま | - |
*1:単線にされた当時はこれもなかったが、後に設置された