川内倫子の写真集「花火」は、その独特な視点と表現力で高く評価されています。木村伊兵衛賞を受賞した彼女の作品に興味を持ち、この写真集を手に取るきっかけとなりました。花火が打ち上げられる様々な場所(競馬場、温泉街、川べりなど)を巡り、その日常の風景と花火の美しさとの対比を描いています。 特に印象的だったのは、高速道路から見える花火の写真です。車のテールランプがスローシャッターによって光の軌跡として映ると同時に花火が大空に開く様子は、周囲が光に溢れていることを改めて教えられました。また、花火の会場に向かうであろう道路で撮った花火は、電線が多く写っており、実際に見る花火はこの電線を気にしないで見ている…