北陸新幹線の優美なインテリア、毎日利用する通勤電車の堅牢な扉や快適な座席。私たちが当たり前のように利用し、その安全性と快適性を享受している鉄道車両は、数万点にも及ぶ精密な部品の集合体です。今回は、日本の鉄道車両製造の雄・川崎車両(旧・川崎重工業 車両カンパニー)の100%子会社として、70年以上にわたり、その心臓部ともいえる多種多様な部品づくりを一手に担ってきた「川重車両コンポ株式会社」の決算を分析します。ベールに包まれた「鉄道車両の専門部品メーカー」は、どのような経営を行っているのか。売上高59億円、当期純利益2.46億円という堅実な業績と、自己資本比率50%超の安定した財務内容から、日本の…