このコーナーでは、良質で心地よい音楽を紹介していく事をテーマに、風趣の音楽がお薦めする音盤について、毎月20日にレビューを公開します。 今回は、「夏」をテーマに3枚の作品をセレクト致しました。 ・Atlas『Breeze』(Crown / Seagull House, GWL-1004, 1987) 「夏のレコード」と言われて真っ先に思い浮かぶのが、山下達郎のツアー・メンバーにして、「日本のキース・エマーソン」こと、Sense Of Wonderの難波弘之によるフュージョン・バンド、Atlasが〈日本クラウン〉から発表した最終作。ディスコグラフィ3枚中でも群を抜いた完成度の本作は、拙編著『ニュ…