こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、ヨガインストラクターのゆうこです。普段は書籍の編集者として働いています。 前回のブログに続き、3月9日「薩摩琵琶を通して味わう日本の美しい言葉 in 川越メル珈琲」のレポートです。今回は2曲目「羽衣」を紹介します。 「羽衣」は謡曲をベースに作られたため、ことさらに秀逸な表現が多く使われている。ということに、この演奏会を通して痛感しました。 冒頭に、このような語りが登場します。「浜松風の音に和し 虚空に響く樂の聲 妙なる薫り花降りて 心空なる景色かな」文字としてみると、意味が何となく分かるのですが、語りだけだとちょっとイメージしにくいかもしれません。「浜の松が…