出版社の一つ。1971年に松岡正剛が創業。 1971年代〜1982年に刊行されていた雑誌『遊』は、従来の教養を否定する「オルタネィティブな知」を提唱し、松岡のカリスマ性もあり、当時の若者たちに大きな影響を与えた。 1982年に『遊』休刊、そして松岡が退社した後は、わりと普通の「いい出版社」に。
*リスト::出版社
オデッセイ1971‐2001―工作舎アンソロジー
松岡正剛氏(2024年8月12日死去 81歳) 氏は、「編集工学」を提唱、実践していた。マスコミに、時に知の巨人などと紹介されることも多かったが、これは彼の「編集工学」という発想がすぐには分かりにくかったことがあったと思われる。本人もそう呼ばれることを気に入っていたわけでもないだろう。 まず、あきれる程の膨大な読書量、その量と質、何よりもその範囲、ジャンルに於いて、彼の右に出るものはそういないだろう。 この世界のあらゆる事象はそれ以外のあらゆる事象と呼応してかかわり合って展開するというのがその考え方のベースにあった。と、そのようにとらえようとする自分 ー 我もそこにかかわる。 講習先(諏訪湖畔…
本日の朝刊に坂根厳夫さんが亡くなっていたことが報じられていました。 訃報記事には次のようにあります。 「 4月28日、老衰で死去、94歳。葬儀は近親者で営んだ。 東京大で建築を学び、朝日新聞の科学部や学芸部で記者を務めた後、編集 委員。慶応大教授や岐阜県の情報科学芸術大学院大学学長などを歴任した。 芸術と科学の境界領域を対象とし、早くからメディアアートに注目、展覧会の 企画にも携わった。日本文化デザイン賞を受け、『遊びの博物誌』『イメージの 回廊』など著書多数。」 4月28日に亡くなっていましたか。94歳とのことですから、歳に不足はなしで ありますね。その昔であれば、もっと知られていた人であり…
生命とストレス超分子生物学のための事例ハンス・セリエアルバート・セント=ジェルジ 序文 細谷東一郎 訳工作舎1997年7月30日 カタリン・カリコさんの本を読んでいたらでてきたサイエンティスト。 megureca.hatenablog.com カタリンさんが、ハンス教授の「自分にできることに集中して、他の人を気にしない」という言葉に習ったということ。そして、観察することの大切さ。 分子生物学をやってきた私としては、ハンス教授がどんな研究をしたのかを知りたくなったので、図書館で借りて読んでみた。1997年の本なので、結構、年季入っている。 表紙の裏には、”ストレス学説の創始者 ハンス・セリエが、…