出版社の一つ。1971年に松岡正剛が創業。 1971年代〜1982年に刊行されていた雑誌『遊』は、従来の教養を否定する「オルタネィティブな知」を提唱し、松岡のカリスマ性もあり、当時の若者たちに大きな影響を与えた。 1982年に『遊』休刊、そして松岡が退社した後は、わりと普通の「いい出版社」に。
*リスト::出版社
オデッセイ1971‐2001―工作舎アンソロジー
今年から何を読んだか、何を見たか全部記録することにした。私は記憶力がカスなので、何を読んだかなどすぐに忘れてしまうためである。 小説を含む創作物は本来読者の人生を捻じ曲げる力を持ちうるのに、ただ消費して忘れるだなんて作者も浮かばれないし、何より読んでてつまらない。そんなものは読書じゃなくてただの作業だ。私は最大限捻じ曲げられてやるから、かかってこいや。 ......という体のただの備忘録である。 ではどうぞお手柔らかに。 ・: 読書会でやった本 ☆: その月一番良かった本 ★: 次点 無印: 特に言及がない場合、ふつう 感想になっているのか、なっていないのか、よくわからない書評付き。 もくじ …
2022年5月12日である。 西部古書会館にてBOOK & A。 山本英輔『真理の光』(千代田書院・昭和27年・再版) 函 700円 F・カプラ著/吉福伸逸・田中三彦・島田裕巳・中山直子訳『タオ自然学』(工作舎・1979年) 帯 300円 レイモンド・M・スマリヤン著/桜内篤子訳『タオは笑っている』(工作舎・1981年) 帯 300円 ローレイン・ウィヤール編/仲里誠毅編訳『科学と精神世界の出合い』(たま出版・昭和60年) 帯 300円 真理の御魂最聖麻原彰晃尊師『日出づる国、災い近し』(オウム・1995年) 400円 なんというか、会場自体がオカルトや宗教関係の本が多め。こんなもんなの?とい…
シリーズ目次(クリックで展開) ⓪吸血鬼小説『死者よ目覚めるなかれ』の作者はティークではなくて別人だった!本当の作者とは!?(ヘイニングの不正を知る前の記事) ①女性作家による最初の吸血鬼小説「骸骨伯爵、あるいは女吸血鬼」が捏造作品だったことについて ②古典小説「フランケンシュタインの古塔」はピーター・ヘイニングの捏造?他にもある数々の疑惑 ③ホレス・ウォルポールの幻の作品「マダレーナ」が、別人の作品だった ④女性で最初に吸血鬼小説を書いたエリザベス・グレイという作家は存在していなかった ⑤ドラキュラに影響を与えた作者不詳の吸血鬼小説「謎の男」の作者が判明していた ⑥この記事 英国のホラー・ア…
タイナッハの教示画の全景 秘教的キリスト教に伝えられてきた「二人の子どもイエス」の教えを公に説いたり、表現することは異端とされ、それは死をも意味した。しかし、それを密かに描く絵画や彫刻等の美術作品も存在した。これまで、これを研究したヘラ・クラウゼ=ツィンマーとデイヴィッド・オーヴァソンの著作を中心にそれをみてきたが、今回は、別の本を紹介したい。 それは、エルンスト・ハルニッシュフェガー氏の『タイナッハの教示画の世界像 バロックの神秘』という本である。これには、邦訳があり、工作舎から刊行されいる。この本の著者略歴によると、ハルニッシュフェガー氏は、1924年ドイツ・ライプツィヒ生まれで、大学で美…
いよいよ最終日なので、今回の香川県への旅は、かなり振り幅の大きかったなあ、と思い返している。 奉納演奏するために来て、ついでにプロジェクトの準備だったはずだが、かなり準備の方がメインだったなだなあ・・・・と。 サヌカイトを設置する枠造りで、軽トラも運転したが、これは、最近の軽トラの性能を体験することができて、かなり楽しかった!!! なかなかの加速力なことにも驚かされた。 今更ながらではあるが、「浜辺のサヌカイト」というプロジェクトに関わることは、必然だったように感じる。 土取さんが石を選ぶ様子は、ある意味呪術的でもあり、音の錬金術の様な感じさえした。石の並びで、出来上がる世界はどんどん変化して…
英国心霊主義の抬頭―ヴィクトリア・エドワード朝時代の社会精神史 作者:ジャネット オッペンハイム 工作舎 Amazon 動揺するキリスト教信仰に対し、魂の不死性を信じる心霊主義が登場! ブラバツキーをはじめクルックス、ウォレスら科学者も心霊研究を行った世紀末の大変動期の英国社会を追う。 日本語版への序はじめに ヴィクトリア時代・エドワード時代の英国 第Ⅰ部 舞台背景 1章 主役は霊媒たち アマチュアとプロフェッショナル/優れた霊媒ダニエル・D・ホーム/ 若く美しい女性霊媒の出現/奇術かペテンか、心霊主義ブームの波紋 2章 交霊会の会員たち 政治家、弁護士、著述家:専門職の中流階級/勤勉なる労働…
一条真也です。『ファンタジーランド 狂気と幻想のアメリカ500年史』上下巻、カート・アンダーセン著、山田美明・山田文訳(東洋経済新報社)を読みました。「新世界を信じた夢想家たちとその末裔が創り上げた、狂信者の国家の物語」を描いた全米ベストセラーです。ブログ『世界史とつなげて学ぶ 中国全史』で紹介した中国史の本が面白かったので、次は中国と並ぶもう1つの超大国であるアメリカの歴史の本が読みたくなり、アマゾンで本書に出合いました。「狂気」と「幻想」という視点から俯瞰したアメリカ史は信じられないほどスリリングで面白かったです! 著者は、ベストセラーとなった小説『Heyday(絶頂期)』『世紀の終わり―…
今週のお題「好きな公園」 小森です。 はてなブログの今週のお題は、「好きな公園」についてですね。 なのでこれから、私が子供時代によく遊びに行っていた公園についての記事を書いていこうかと思います。 たまには外でのんびりしよう! 今週のお題は「好きな公園」です。 外に出たくなる気温になってきました! 天気のいい日は、家を出て近くの公園でのんびり過ごすのもいいものです。行くとホッとするような、お気に入りの公園はありますか? 今週は「好きな公園」をテーマに、みなさんのエントリーを募集します。「近所の公園のお気に入りスポット」「子供の頃に遊んだ公園」「大きな公園の中にある資料館」など、あなたの「好きな公…
(2022/4/20) 『世界怪異伝説事典』 (2) 朝里樹 えいとえふ 笠間書院 2021/12/22 <アルゼンチン共和国> <ヒトラーは南米で生きていた?> ・第ニ次世界大戦終結時、ナチスドイツの総統アドルフ・ヒトラーは、1945年4月30日にベルリンで自殺したと伝えられているが、密かに南米へ逃亡したという根強い噂がある。地下墓地で死んだのは実はヒトラーの影武者で、ヒトラーは潜水艦で南米に渡り、偽名を使い余生を過ごしたというのだ。ヒトラーはアルゼンチン中部のサン・カルロス・デ・バリローチェから近い、エスタンジアという農場に隠れて、ナチス残党を密かに指揮したとされている。 2018年、ドイ…
昨年の8月末に、土取さんと香川県に旅をした。目的は土取さんの演奏するサヌカイトの映像を記録するプロジェクトが進行中だったことで、その下見だった。 運良くも、そのプロジェクトを主催する団体の方が、俺のワークショップを企画してくれたので、そこに土取さんも同行する形となった。 そして、俺の家族との珍道中が始まったのだった。 土取さんの故郷なので、この夕焼けに出迎えらてかなりの歓迎ムードだったのを、鮮明に覚えている。 俺たちは、イサム・ノグチの遊具のある公園で、ニンマリだった。 下見と言えど、雰囲氣を掴むために竹で、サヌカイトを吊るす装置を砂浜に設置して録音までして、感覚を掴む作業が進行していった。 …
スティーヴン・ジェイ・グールド[渡辺政隆訳] (2021年11月20日刊行,工作舎,東京, 808 + 1,120 pp., 本体価格9,000円 [I]/11,000円 [II],ISBN:978-4-87502-534-4 [I] | ISBN:978-4-87502-535-1 [II] → 目次 [I] |目次 [II] /版元ページ [I]|版元ページ [II])この『進化理論の構造』の原書が出版された2002年であれば,グールドが書き留めた現代進化生物学の “戦記物語” の記述をリアルに実感できる読者層は少なくなかっただろう.しかし,20年後のいまこの訳本を手にする読者にとっては大…
雨。授業1とゼミ1。授業は英文学の成立過程について。初回なので簡単に。ゼミはEdward GoreyとCharles Kingsleyについて。もはやなんでも屋と化している。 Goreyについては、Kevin Shortsleeve. "Edward Gorey, Children's Literature, and Nonsense Verse" Children's Literature Association Quarterly. 27.1 (2002): 27-39を一緒に読むことにして、Kingsleyについてはとりあえず松永本の内容をまとめてくるよう指示。 ダーウィンの時代―科学と…
『罪と罰』試論のための予備的考察〈2〉 鳥の事務所 【はじめに】 ①本稿は2022年1月13日に本サイト『鳥――批評と創造の試み』に更新した「『罪と罰』のための覚書」(鳥 批評と創造の試み: ドストエフスキーを読む (torinojimusho.blogspot.com))の続稿に当たる。今回タイトルを「『罪と罰』試論のための予備的考察」と改めた。そして、まだ途中である。続きが書かれることを本人も望んでいる。 ②ドストエフスキー『罪と罰』からの引用は原則として亀山郁夫訳(2008年-2009年・光文社古典新訳文庫)による。 目次 『罪と罰』試論のための予備的考察〈2〉. 1 10 余談から始ま…
面白い話を聞いたぜ~ 常人には理解できない「天才たちの閃き」その多くは 深い思考世界(瞑想)状態に舞い降りてきていたという…
・ジドゥ・クリシュナムルティ(Jiddu Krishnamurti)著作リスト 1 ・ジドゥ・クリシュナムルティ(Jiddu Krishnamurti)著作リスト 2 ・ジドゥ・クリシュナムルティ(Jiddu Krishnamurti)著作リスト 3 ・竹山道雄著作リスト ・キリスト教を知るための書籍 ・宗教とは何か? ・ブッダの教えを学ぶ ・悟りとは ・物語の本質 ・権威を知るための書籍 ・情報とアルゴリズム ・世界史の教科書 ・日本の近代史を学ぶ ・虐待と精神障害&発達障害に関する書籍 ・時間論 ・身体革命 ・ミステリ&SF ・クリシュナムルティ著作リスト ・必読書リスト その一 ・必読書…