大学の学部の内、エンジニアリングを研究する学部のこと。
本来ならば理学部とは異なるのだが、小さな大学では理工学部としてまとめられてしまうことが多い。
なお、欧米では大学のなかに設置されず、インスティチュートとして別組織に分割されることが多かった*1。世界で始めての工学部は、東京帝国大学工学部である。欧米では大学に工学部を設置する動きは、第二次大戦後に本格化した。大学内に工学部を設置しなかった理由としては、エンジニアリングが実際の工場現場に密着した技術であることから、大学人が工学をアカデミックな学問とみなしたがらなかったことが上げられる。