はじめに トヨタ マークⅡ 3代目の開発過程を綴ったドキュメントですが、冒頭に主査制度の説明があり、全編を通じて実例を交えて主査の働きを理解することができる本になっています。 車種ごとに社長よりも強い決定権限を持つ主査を置き、全てに責任を持たせるという制度は非常に興味深いものでした。 開発初期の段階から1人に責任を集め全体に目を光らせることで、初期から売れる製品をプロセスとして作り込むことができているのだと思います。 ドキュメント トヨタの製品開発: トヨタ主査制度の戦略,開発,制覇の記録作者:安達 瑛二発売日: 2014/09/06メディア: 単行本 トヨタ主査制度 目的 一人の主査に担当車…