「アイヌ先住民族、その不都合な真実20(改訂増補版)」的場 光昭 <所感> 政治的イデオロギーが先行すると歴史の振り返りは結論ありきとなることがよくわかる。 特に日本にはある種のイデオロギーの結論はほぼ同じである。 「日本が悪かった。謝罪と賠償を」 具体的な事例は従軍慰安婦、朝鮮人強制連行の虚構の左翼運動で見られる。 このイデオロギーは「少数者は弱者→弱者は差別される→よって被害者」というロジックから成る。 アイヌ史においても同様のイデオロギーが働いて今、果実が実りつつある。 その実態にメスを入れた本。もっと読まれてほしい本。 特に「その8:先住民族に関する国連宣言」の章では「琉球人の自己決定…