シカゴから親戚を訪ねミシシッピ州に来ていたアフリカ系アメリカ人の14歳の少年エメット・ティルは雑貨屋の白人女店員に話かけ、口笛を吹いたというだけで連れ去られ、殺害されてしまう。 エメットの母、メイミー・ティルは、この陰惨な事件を世に知らしめるために、身の危険を顧みず、ミシシッピ州に行き、裁判で証言することを決意する。 映画『ティル』は、1955年8月28日にアメリカ合衆国ミシシッピ州マネーで実際に起きた「エメット・ティル殺害事件」を初めて劇映画化した作品だ。 youtu.be 事件の真実を真っ向から描いたのは、ドラマ『クレメンシー』(2019/U-NEXTで配信中)で知られるシノニエ・チュクウ…