歌舞伎役者。 二代目市川亀治郎は東京都生まれの慶応義塾大学卒。83年に二代目亀治郎を名乗り初舞台にあがる。2002年には自身の勉強会「亀治郎の会」を立ち上げる。2007年にはNHK大河ドラマ「風林火山」で武田信玄を演じた。時に妖艶な女形を、時に骨太な立役をこなす。 2012年6月に四代目市川猿之助を襲名する予定。
(1)「風林火山」ってどんなドラマ作品? 『風林火山』は、2007年にNHKで放送された大河ドラマです。原作は井上靖の小説『風林火山』であり、戦国時代を舞台にした歴史ドラマとして、多くの視聴者に感動を与えました。 このドラマは、主人公・山本勘助の生涯を中心に描かれています。勘助は、武田信玄に仕える軍師として知られ、彼の知略と戦略、そして人間としての葛藤が鮮烈に描かれています。 放送期間は2007年1月7日から12月16日までの1年間。全50回で放送され、大河ドラマならではの壮大なスケール感と美しい映像美が話題となりました。 見どころとして挙げられるのは、戦国時代の複雑な人間関係と権力闘争をリア…
何年前だか思い出せないもののシェイクスピアの十二夜を蜷川さんの演出で歌舞伎にしたものを観たことがあります。もちろん安い幕見席で席にはありつけず、面白くなかったらすぐ出るつもりでいて、しかし壁によっかかりながら最後まで観ちまっています。その十二夜の主演は尾上菊五郎丈と尾上菊之助丈で、しかし脇役にもかかわらず長丁場の芝居で観客を飽きさせず主役を喰いかねぬ動きをして印象に残ったのが市川左團次丈と当時市川亀治郎と名乗っていた当代の猿之助丈で、以降、気になる役者の一人になりました。 全ての芝居を観ているわけでもないし後援会に入っているわけでもないので推しとか贔屓とか云えるほどではありません。が、亀治郎時…