映像作品だと、どうしても、1976年の市川崑監督に行きついてしまう。 金田一耕助役の石坂浩二の声の音域が傑作にさせているとブログで書いてる方もみえたが、それだけではないはずだ。 女優の美しさとフィルムの温度感(終始モヤっと感あり、ヌルっとした温かさを感じる)、後は原作の発行日1972年なので、やはりあの昭和時代でないと出せない風景などがあり、今はそれをやろうとするともう限界なのではないかと感じる。 女優の美しさを存分に引き出すため、照明もそうだしフィルム(メーカーを知りたいくらいだ。知ってどうするという話だが…)、フィルム現像の技術、演出、脚本、演者のキャスティングなど、全てがベストマッチなの…