師匠キャラ　言葉

君はまだ 私に倣おうとしてるぞ （オールマイト『僕のヒーローアカデミア』に登場） ジャンプコミックス12巻。ヒーロー免許「仮免」取得のため、主人公の緑谷出久たちは、必殺技を磨く訓練に励んでいます。しかし、出久には悩みがありました。 ナンバーワンヒーローのオールマイトから、超怪力を発揮できる個性「ワン・フォー・オール」を譲渡された出久でしたが、超絶パワーが体に負担となって、大きな力を振るっては腕にケガをするということを繰り返していたのです。 そんな出久に、雄英高校の教師であるオールマイトは、こう助言します。「君はまだ、私に倣おうとしてるぞ。」と。 どういう意味ですかと問い返す出久に、オールマイト…

毎年輩出される新人作家たちのうち五年先まで生き残れるのは一人もしくはゼロ （中山七里・知念実希人・葉真中顕『作家 超サバイバル術！』光文社） ふつうの作家指南本は、「プロデビューするまで」の本です。これはこれで実にありがたいものです。そういう本を参考にすると、新人賞を受賞して作家デビューできたり、デビューまで行かなくても文章力がついてブログの読者数が増えたりします。 この本の場合は、「すでにデビューした人が、いかにして生き残るか」を有名な人気作家3人がエッセイの形で述べている、玄人向けの本です。 でも、僕らデビュー前の素人も読んでおいたほうがいい本だと感じました。 なぜなら、みごと作家デビュー…

大丈夫だ そん時ゃいつだって 俺が隣にいる！！ （日比野カフカ『怪獣8号』ジャンプコミックスに登場） 怪獣と呼ばれる災害級の巨大生物が出現し、日常を侵し、暴れまわっている。世界で最も怪獣発生率の高い日本で、日比野カフカ少年と、幼い亜白ミナは住む家を失った。その時２人は誓った。「防衛隊員になって、怪獣をぶっ倒そう！」と。 怪獣退治の組織として「日本防衛隊」という組織がある。倒した怪獣の筋肉繊維や特殊器官を組み込むことで人間の力を何倍にも増幅する強化スーツに身を包んだ隊員たちが、強力な火器や刀剣などを用いて怪獣災害に対処しているのです。 でも、自分の身長の何倍もある巨大な怪獣と戦うのが「少し怖いな…

あたしにとっては ずっと あなたは 本当のヒーローだから あなたが 本当は ヒーローになれた人だってこと あたしはちゃんと分かってるから （羽根山和歩『ヴィジランテ』に登場） 派手なコスチュームを身にまとい、アイマスクで素顔を隠した非公認アイドル系ヒーロー「ポップ☆ステップ」。超人的なジャンプ力を武器に、無許可のゲリラライブを行うことで、一部に熱くて濃いファン層を持っています。そんな彼女ですが、ふだんは眼鏡をかけた地味めの女子中学生・羽根山和歩なのです。 『僕のヒーローアカデミア』スピンオフ作品である『ヴィジランテ』に登場する和歩は、主人公の航一とヒーロー活動をともにしますが、航一に対しては基…

“個性”も同じだ 使い続ければ強くなり でなければ衰える！ すなわち やるべきことは一つ！ 限界突破 （ブラドキング『僕のヒーローアカデミア』に登場） 社会を脅かす悪と対決するヒーローを養成する学校「雄英高校」。 のちに悪の帝王との決戦で活躍する物間寧人（ものまねいと）たちの所属する1年B組の担任が、ブラドキング先生です。 生徒たちは、各自が“個性”（この漫画では「糖分を摂取すると強くなる」「光線を発射できる」「超スピードで走れる」といった超能力・特殊能力のことを、こう呼ぶ。異世界転生モノで言う「スキル」のようなもの）を伸ばし、一人前のヒーローを目指しています。 ブラドキング先生は、雄英高校の…

答えは自分で考えろ （グラントリノ『僕のヒーローアカデミア』に登場） 主人公・緑谷出久の師匠は、ナンバーワンヒーローのオールマイトですが、オールマイトにも雄英高校ヒーロー科時代に鍛えてもらった師匠がいます。それが歴戦のベテランヒーロー・グラントリノ。出久は「職場体験」でグラントリノに稽古をつけてもらいます（ジャンプコミックス第6巻参照）。 外見は小柄な老人ですが、「ジェット」の個性を持ち、ものすごい身のこなしで敵を翻弄する技は今も健在。マスター・ヨーダのごとく、勇者の卵を鍛えます。 オールマイトから受け継いだ「ワン・フォー・オール」という超絶の能力を使いこなせずにいた出久でしたが、グラントリノ…

俺一人じゃ まだ何も出来ないからさ 支えてもらってんの （飯田天晴 ジャンプコミックス『僕のヒーローアカデミア』に登場） ヒーローをめざす生徒たちが集まる雄英高校。主人公・緑谷出久のクラスメイトで学級委員長の飯田天哉は、規律を重んじる真面目な男である。彼がヒーローを目指す原動力となったのが、兄・天晴の存在でした。 天哉が子どものころ、すでに兄の天晴は「インゲニウム」という名で活躍するプロヒーローでした。超速スピードで悪を追い詰める実力派ヒーローです。 そんな天晴を、ある日、父がこんなふうに褒めたことがあった。「父は誇り高いぞ！ その若さで独立し 多くの相棒（サイドキック）を従えている！ 中々に…