席順が成績順の世界で、現れた“謎のライバル” 日能研では、毎週末の公開模試や育成テストの結果によって席順がコロコロ入れ替わる。成績が良い子は前列に、悪ければ後列へ。子どもたちは定期的に「順位付け」される仕組みの中で、落ち着く暇もなく戦い続けているようなものだ。 そんな中、4年の夏に入塾したうちの息子は、当初は下位クラスの真ん中あたりにいたが、私(親)がガッツリと勉強のスケジュール管理や復習を手伝ったおかげで、最近は上位クラスの最前列をキープするようになった。とはいえ、息子をして「追いつけない…」と言わしめる子がいるらしい。その名も「十兵衛」。 この「十兵衛」は、どうやら親のサポートなしで低学年…