戦国時代、飛騨国(現在の岐阜県北部)には、栄華を誇る一人の武将がいました。 その名は、内ヶ島氏理(うちがしま うじまさ/うじとし)。 彼は武力だけでなく、金山から得られる莫大な財力で、自らの領地を治めていました。 しかしその運命は、戦ではなく、自然の猛威によって突如として断ち切られます。 この記事では、内ヶ島氏理が、いかにして「地震」という悲劇に見舞われたのか、その生涯に迫ります。 黄金の城・帰雲城 内ヶ島氏理の居城は、帰雲城(かえりくもじょう)と呼ばれていました。 この城は、良質な金が採掘される、「鉱山」に近い場所に位置していました。 内ヶ島氏は、この金山から得られる富を背景に、強大な力を築…