平安北道

金正恩朝鮮労働党総書記が９月９日、朝鮮民主主義人民共和国創建７６周年に際して「偉大なわが国家の隆盛・繁栄のために一層奮闘しよう」と題する綱領的な演説を行った。 「労働新聞」が10日伝えた。 以下は同紙の報道要旨。（中見出しは本サイト編集部） 金正恩総書記は演説で、わが祖国である朝鮮民主主義人民共和国の創建記念日に際して、偉大な人民が付与した重責に常に献身をもって報いようと絶えず努力している党と政府の幹部と、繁栄に向けた力強い創造闘争に純潔無垢で限りない愛国忠義の念と堅忍不抜の努力を尽くしている貴重な自負を抱いて国慶節を誇り高く、堂々と祝っている全ての人民と軍将兵に温かいあいさつを送り、次のよう…

２０２４年８月１６日 水害被災民が平壌に到着、金正恩が出迎えを報道 本日の「労働新聞」は、平安北道、慈江道、両江道の水害被災民が８月１５日、平壌の救護施設に到着、金正恩がこれを出迎えたことを報じる記事及びその際の金正恩の「歓迎辞」を掲載した。その骨子は、次のとおりである。 宿所：「首都の４・２５旅館と閲兵訓練基地には水害地域の子どもと生徒、住民のための教育と保育条件、生活および休息条件、保養と治療条件が高い水準で十分に整えられた」 到着者：「平安北道と慈江道、両江道の・・（被災した）子どもと生徒、老齢者、病弱者、戦傷栄誉軍人、幼児の母親１万３０００余人が８月１５日、平壌に到着して宿所に入所」 …

２０２４年８月１５日 洪水被災地復旧活動の概況 最近の「労働新聞」は、８月８～９日の金正恩の被災地再訪（１０日付け本ブログ参照）以降も、連日のように被災地復旧活動に関する記事等を掲載している。これまで報じられた主な関連動向は、次のとおりである。 ６日：平壌市党員連隊が慈江道城干郡の被害復旧現地に到着、作業を開始 ７日：白頭山英雄青年突撃隊が平安北道義州郡の被害復旧現地に到着、工事を開始 ９日：（金正恩の被災地再訪に随行した党秘書）趙勇元、朴正天、金在龍、朱昌日、韓光相が新義州市と義州郡に出向いて被害状況と復旧準備作業を了解 １０日：朝鮮労働党中央委員会が準備した支援物資を慈江道の被害地域住民に…

２０２４年８月１０日 金正恩の水害地域再訪、被災民慰労などの動向を報道 本日の「労働新聞」は、金正恩が８月８日、９日の両日、平安北道義州郡水害地域を再訪し、被災民を慰労・激励するとともに、現地での演説を通じて被災民を平壌に移送・保護するとの「特別措置」を発表したことなどを報じる記事及び当該演説文を掲載した。その骨子は、次のとおりである。 ア 金正恩の主要動向 同行者：趙勇元、朴正天、金在龍（以上党秘書）、朱昌日（宣伝扇動部長）、韓光相（軽工業部長） ８月８日 被害状況確認：「浸水した義州郡の島の地域が一目で見渡される鴨緑江の川岸の丘に登って輪郭が現れ始めた浸水地域の実態を再び具体的に確認」 復…

２０２４年８月７日 白頭山英雄青年突撃隊進出式の開催を報道 本日の「労働新聞」は、平安北道被害復旧戦域に派遣される白頭山英雄青年突撃隊の進出式が８月６日、平壌市の４・２５文化会館広場において挙行され、これに金正恩が出席・演説したことを報じる記事を掲載した。その骨子は、次のとおりである。 参加者：趙勇元、金在龍、朴泰城（以上党秘書）、朱昌日、金正順（党部長）、社会主義愛国青年同盟の文哲委員長、幹部、白頭山英雄青年突撃隊の指揮官、隊員、青年学生 金正恩「激励演説」：「（災害現場への白頭山英雄青年突撃隊派遣決定後）進出を決意した青年の数がほぼ３０万人に上っている」、「白頭山英雄青年突撃隊の指揮官、突…

この話題、韓国だと７月中旬から下旬くらいに取り上げられ始めていて。ちょうど、韓国でも豪雨被害で川が氾濫して床上浸に遭ったりする地域が出て。それで北朝鮮にも被害が見込まれる天候状況がニュースになっていました。北朝鮮の現地情報は入ってこなくても、同じ半島地域ですから雨雲レーダーとかで降雨量とかはある程度推測できますからね。とまあ、当初はそんな具合でしたけど。時間が経つにつれて、北朝鮮現地からの情報がチラホラと入ってきて。これがまぁ、だいたい予想通り……というか、韓国で起きていた洪水被害からさらに数倍酷くしたような大洪水が起きていました。それがまぁ、なんといいますか、当初聞いていた話よりもさらに数倍…

金正恩朝鮮労働党総書記が８月２日、空中救助戦闘の奇跡を生み出した朝鮮人民軍空軍ヘリコプター飛行部隊を祝賀訪問した。 「労働新聞」（3日付）は、「平安北道北西部地帯を不意に襲った自然の狂乱に立ち向かって浸水地域に迅速投入され、ほぼ４２００余人の尊い生命を無事に救出することで、朝鮮労働党中央軍事委員会の特別命令を完璧に遂行した人民空軍の不屈の戦闘精神と闘争気質は、わが党の勇敢な赤の飛行隊の伝説的偉勲として全国を感動させている」と指摘、祝賀訪問の詳細を次の世に報じた。 朝鮮民主主義人民共和国国務委員会第１副委員長である最高人民会議常任委員会の崔龍海委員長（朝鮮労働党政治局常務委員）、朝鮮労働党中央軍…

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２０２４年７月３１日 政治局会議「決定書」の内容を報道（８月１日記） ７月３１日付け「労働新聞」は、党中央委第８期第２２回政治局非常拡大会議の開催状況を報じる記事（昨日付け本ブログで紹介）とは別途に、同会議で採択された決定書「平安北道と慈江道の水害を早急に復旧することについて」の内容を紹介する記事を掲載していた。昨日は見落としていたので、遅ればせながら、その骨子を紹介する。 被害復旧司令部の設置：平安北道と慈江道に各々設置。設計と施工、資材供給をはじめとする必要な参謀部署と政治部で構成、党中央委、内閣・省・中央機関、武力・軍需部門、当該道の必要な幹部を網羅 作業内容：新義州市・義州郡被災地に４…

２０２４年７月３１日 水害対応のための党政治局非常拡大会議の開催を報道 本日の「労働新聞」は、平安北道などで発生した水害対応のため、７月２９日から３０日までの間、新義州市の被災現場（に停車させた金正恩専用列車車内）において、党中央委第８期第２２回政治局非常拡大会議が開催されたことなどを報じる記事を掲載した。その骨子は、次のとおりである。 被害状況視察：会議開催に先立ち、金正恩らが浸水地域を視察（添付写真には、小型ボートで視察する金正恩、金徳訓総理、趙勇元秘書らの姿）。「新義州市と義州郡では、およそ４１００余世帯の家屋とほぼ３０００ヘクタールの耕地をはじめ、数多くの公共の建物と施設物、道路、鉄道…

最近、平安北道と慈江道をはじめ一部の地域で洪水と豪雨による重大な被害が相次いでいることを受けて、早急な復旧対策を立てるための朝鮮労働党中央委員会第８期第２２回政治局非常拡大会議が７月２９日から３０日まで、平安北道新義州市の被災地現場で行われた。 「労働新聞」（7月31日付）によれば、会議の招集に先立って、金正恩総書記は内閣総理と党中央委員会の書記らと共に浸水地域を見て回った。 鴨緑江の下流に位置した新義州市と義州郡では、およそ４１００余世帯の家屋とほぼ３０００ヘクタールの耕地をはじめ、数多くの公共の建物と施設物、道路、鉄道が浸水する被害を受けた。 金正恩総書記は、地形地物が見分けられないほど深…