『時代へのカウンターと陽気な夢 労働運動の昨日、今日、明日』(小野寺忠昭・小畑精武・平山昇共同編集/ダルマ舎叢書/社会評論社) 日本の労働組合は企業別組合がスタンダードになっていますが、これは世界的に見てとても珍しいことです。企業内組合の構造的問題としての機能不全、第2総務部化、正社員クラブ化等の弊害は長らく問題視され、その流れの中で私たちユニオンも産声を上げます。『時代へのカウンターと陽気な夢~労働運動の昨日、今日、明日~』(共同編集:小野寺忠昭・小畑精武・平山昇)は総評運動と、解体コミュニティユニオンの誕生、国鉄闘争、そして現在に至るまでの労働運動の軌跡を、当時を闘い抜いた様々な運動家、学…