(1872-1979) 彫刻家。
岡山県で生まれた平櫛田中は、岡倉天心の薫陶を受け、彫刻家の道に。 明治末期の1900年代から木彫りを始め、精神性の高い作品を発表。力強く骨格のある作風で知られていた。 特に代表的な「鏡獅子」は、6代目・尾上菊五郎をモチーフに1938年にその下地を作成。1958年に完成させた。100歳になっても創作意欲を見せた田中は、1979年に亡くなった。
岡山県井原市(いばらし)のマンホール 井原市出身の彫刻家、平櫛田中の代表作「鏡獅子」をモチーフにしたキャラクター「でんちゅうくん」が図柄になっている井原市のマンホールです。 こちらが「鏡獅子」↓ 実物を見たい! 東京の国立劇場の正面玄関にガラスケースで展示されているが劇場の建て替え工事により、故郷、井原市の平櫛田中美術館に約5年間貸し出されることになって、現在里帰り中だそうです。2029年まで。 縦2・32メートル、幅2・46メートル、奥行き1・82メートルの彩色木彫作品。「春興鏡獅子」を舞う六代目尾上菊五郎がモデルになっているそうです。 この迫力ある作品を見てみたい! 井原市は福山から福塩線…
行きたいけれど叶わない静岡での平野富山展覧会。一度諦めたのにあと数日と思うと諦めきれず巡回希望。 「平野富山展」|静岡市美術館 とは言いながら、SNSで静岡市美術館のポストを見るまでこの人物の存在を知らなかった。平櫛田中との縁を表すタイトルと、ポスターの木彫彩色の作品「羽衣舞」を見て驚いた次第。 【きょう開幕】「没後35周年記念 平野富山展 ―平櫛󠄁田中と歩んだ彩色木彫、追求の軌跡」静岡市美術館で7月15日(月・祝)まで日本近代彫刻史上、重要な彩色木彫家の一人。平櫛󠄁田中作品の彩色も手がけました。人形、彩色木彫、西洋彫刻を横断した仕事の全容に迫ります。 https://t.co/ZBk5gDO…
お彼岸の頃って天候が不安定ですよね、春も秋も。 毎年お墓参りの日程に迷います。 きのう、昼前から荒れると予報だったので朝7時に家を出発したのに 約1時間後夫の実家に近づいてきたらこんな! えー!雪が降ってきたよ。。。と言ってたら 2時間後くらいには積もった。。。 乙女椿も雪をかぶり だんだん霙になってきて 「レオンの花畑」もまだ蕾が硬い沈丁花やパンジーにもシャーベットみたいに雪が レオン、寒いね~~(>_<) 春のお彼岸にこんな雪は初めてです。 これは無理だわね、と諦めていたら 昼食後に晴れ間がのぞいて、今がチャンスと墓苑に向かうと 車で5分ほどなのに到着を待っていたようにまた霙 (T_T) …
岡山県井原市にある、平櫛田中美術館さまにて取材でした。 編集プロダクションさまを通じたお仕事もしており、そのご縁です。 取材した内容は、倉敷ケーブルテレビさまのメディアサイトの記事になります。倉敷への旅行を計画しているかたはもちろん、地元のかたもぜひご覧ください。 倉敷の情報満載!倉敷ケーブルテレビ「KCTタウン」 「平櫛田中美術館」の公式Facebookにも取材風景が載っています。 いつも楽しく取材させていただきありがとうございます。 井原市の平櫛田中美術館
こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、ヨガインストラクターのゆうこです。普段は書籍の編集者として働いています。11月11日、上野桜木にある旧平櫛田中邸で「第2回 琵琶×朗読で味わう日本の名文学」、開催いたしました。この演奏会を頂いたアンケートと一緒にレポートします。 まず琵琶の語りは「羅生門」です。平安時代の武将・渡辺綱と、羅生門に棲むと噂された鬼との対決を描く「羅生門」です。 物語は、源頼光が渡辺綱らと花見の宴をしている優美で穏やかなシーンで始まります。 ここから一転して、生臭い風が吹きわたる羅生門に場面が変わります。 「羅生門のバトルシーン、激アツでした。語りがかっこよかったです」「初めて聞…
こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、ヨガインストラクターのゆうこです。普段は書籍の編集者として働いています。 昨年11月、上野桜木にある旧平櫛田中邸で、琵琶と朗読のコラボをさせた演奏会を開催しました。 琵琶は語りものだから、朗読にもきっと合うというところからスタートした企画です。撮影:土肥祐治 今回は、上田秋成作『雨月物語』を選びました。読む作品は「吉備津の釜」。岡山県にある吉備津神社の「鳴釜神事」というちょっと変わった神事を取り上げた短編です。釜で湯を沸かし、沸き上がる際の音の大小長短で吉凶を占うというもの。 吉備津神社は、桃太郎伝説のもとになったとされる「吉備津彦の温羅退治」が伝わっていま…
こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、ヨガインストラクターのゆうこです。普段は書籍の編集者として働いています。 11月26日 琵琶演奏会「琵琶×朗読で味わう日本の名文学」。いただいたアンケートを紹介しながら振り返りたいと思います。 【小泉八雲「耳なし芳一」の朗読に、琵琶の音色を重ねた作品】「朗読における琵琶の効果を十分に感じられました」「臨場感があり、広がりを感じました」「古文の意味はむずかしく、耳なし芳一のような現代文の朗読との組合わせは、伝統の琵琶への理解が深まり、広まっていくように感じました」-今回の演奏会の狙いが伝わったようで、よかったです! 「目をつぶって聞いていると、景色が浮かんでき…
こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、ヨガインストラクターのゆうこです。普段は書籍の編集者として働いています。 先週土曜日11/26に、第1回琵琶演奏会「琵琶×朗読で味わう日本の名文学」を開催しました。 会場は、明治~昭和にかけて活躍した彫刻家・平櫛田中さんの元アトリエ。谷中霊園の近くにあります。 当日は、アトリエ以外にも母屋の1・2階の和室も見ることができ、この貴重な建物を皆さん、じっくり見て回っていました。 「琵琶×朗読で味わう日本の名文学」は、第一部が“朗読と琵琶の掛け合い”、第二部が“琵琶の語り”です。近代文学の言葉、古典風の琵琶の語り、それぞれに琵琶をのせることで、それぞれの魅力が伝わ…
こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、ヨガインストラクターのゆうこです。普段は書籍の編集者として働いています。 9月25日(日)、旧平櫛田中邸の一般公開日「田中邸を味わう日」コラボ企画として、「薩摩琵琶ワークショップ」を開催しました。 まず琵琶について簡単に説明し、さっそくひざに乗せて弾いてみます。バチの持ち方、琵琶を持つときの姿勢を整えて、基本の弾法にチャレンジ。 琵琶の演奏を聴いたことのある方から、あまり聴いたことのない方まで。皆さん、時間の経過も忘れて夢中です。 琵琶は弾くだけではありません。語りも自分自身です。今回は『平家物語』の有名な冒頭部分「祇園精舎の鐘の声~ただ春の夜の夢幻のごとく…
(中原悌二郎『若きカフカス人』、1919年、北海道立近代美術館) ★中原悌二郎 没後100年展 北海道立近代美術館、2022年8月21日(日)14:00 (WEBサイト→) artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp 北海道釧路市に生まれた中原悌二郎(1888年-1921年)は、移り住んだ旭川や札幌で美術への傾倒を深め、絵画を学びます。北海道庁立札幌中学校では、美術教師だった林竹治郎に影響を受け、画家を志すようになりました。 (林竹治郎『朝の祈り』、1906年、北海道立近代美術館) その後、21歳のときに荻原守衛と出会い、ロダンがもたらした力感溢れる表現に感激し、彫刻へ転向。重…