ランキング参加中京都 いつまでも記憶に残る展覧会というのがある。たとえば冒頭に図録の写真を挙げた展覧会である。「モダニズム再考二楽荘と大谷探検隊」は、芦屋市美術博物館、残る二つは龍谷大学龍谷ミュージアムの開催である。私の大好きなくろっぽい古本のような図録だ。この3冊になにかしら通底するものを感じる人がいれば鋭い。どれも担当学芸員は、和田秀寿氏である。現在勤める龍谷ミュージアムで定年を迎えるまでにもう1回展覧会を担当するそうなので、今から楽しみである。 昨年大好評だった「博覧ー近代京都の集め見せる力ー」は、初期京都博覧会・西本願寺蒐覧会・仏教児童博物館・平瀬貝類博物館に焦点を当てた展覧会であった…