(lithographic printing) 「リソグラフ」 印刷版式の一つで、版面は平らであるが、化学的にインキのつく部分とつかない部分を形成したもの。石版印刷(リトグラフ)がこの印刷法の初めで、水と脂肪とが互いに反発する性質を利用し、インキのつく画線部は脂肪性とし、インキのつかない部分は化学処理によって親水性としてある。石版石は多孔質であり、脂肪によって特殊な性質をもつ物質であるが、金属も亜鉛やアルミニウムの表面に微細な凹凸(砂目)をつけることにより平版をつくれるようになった。