一般的には【「古代の占いの一種。鹿の肩甲骨を焼き,骨のひび割れの形によって吉凶を判断する。「天つ神の命(みこと)以ちて,━に卜相(うらな)ひて/古事記上」】(大辞林 第三版)という理解の範疇にある「ふとまに」なる難語が、ヲシテ文献のひとつであり、正しくは「もとらつたえの文」(序より)を通称する語に由来すると云うことは、ホツマ伝承愛好者のよく知るところである。 その本来の意味は、モトアケに坐す四十九神とその四十八の言霊で表される万象の摂理にあり、陰陽変転のサコクシロすなわち天地万有のメグリを写す意義にある。古神道を喧伝する一部で「フトマニ・クシロ」なる用語を使うのはその訛伝であろう。 現代風には…