皆さんこんにちは。 大阪市平野区の中心街区は、江戸時代まで巨大な環濠に囲まれた、平野郷と呼ばれる自治都市でした。 平野郷の環濠と街道(国土地理院HPより作成) 町内には古代から街道の交差する辻や追分がいくつもあり、平野川の水運にも恵まれた平野郷は、江戸時代には河内木綿の集散地として繁栄しました。 環濠の内外は大小の門を備えた13の木戸口で結ばれ、全ての門が撤去された現在も、かつて全ての木戸口にあった地蔵尊の内、11の地蔵堂が各出入口に残されています。 今回散策するのは、下図の赤い破線で囲ったエリア。 国土地理院HPより作成 現在中心的な商店街となっている本町通界隈や、平野郷発祥のきっかけとなっ…