前回の記事で年金担保融資終了後の年金受給者の借入の受け皿となる社協の生活福祉資金について、それにまつわる債務者側の問題についてお話をしました。 今回は債権者側たる社協の問題点から話を進めていきます。 従来の年金担保はすでに年金から返済額を天引きされていますので、回収率は100%です。 ただ、すでに述べたように社協の生活福祉資金は自分で返済(口座引き落としor手払い)が必要ですから、滞納発生の余地があります。 それに加え社協には融資の管理回収のノウハウが乏しいです。例えば現在新型コロナウイルス困窮対策で生活福祉資金の特例貸付が行われていますが、過去阪神大震災やリーマンショック、東日本大震災でも同…