ちょっと堅い話になりますが、ロシアの文豪・トルストイはこんな言葉を残しております。すなわち「人生とは、完成に達するための努力の中にある」とのこと。 さて、人間というものはいくつになっても、どんな境涯に達したとしても、もうこれでよいと思ったその瞬間から堕落していく以外にないと言えるのです。 上に上がるか下へと落ちていくか、より良き自分へと成長させていくか悪しき自分へと転落していくか、前へと進むか後退していくか、自分に勝つか負けるか、それしかないとのこと。 そのどちらでもない中途半端というのは実際にはないのです。そのため、ひとたび人間として生を受けた以上、その人の人生には、“もうこれでよい”という…