「srange」という英単語を習ったのは中学生の頃だったでしょうか。この言葉を知った時、私は大きな安心感に包まれたのを覚えています。海外の人もこういった“なんか変”を感じるのだ、と。 *** 「strange」という単語は、「変」「奇妙な」と訳されることも多いですが、「なじみのない」というのが最も語源に近い意味で、そこに発する“浮いている”感じが「奇妙」ということなのだろうと思います。またここから、strangeな感じを漂わせている人のことをstrangerと言ったりもします。どこに行っても誰とも何もできない私が安心したのは、周囲の人や環境になじまない存在を見つけ出す感覚というのは、日本に限ら…