手放しに幸福と興奮を感じられた日があった。 しかし、毎日が不幸せだと感じながら生きているわけでは全くない。 むしろ、振り返ってみれば毎日何かしら学びがあり、成長があり、気分が上がる瞬間や、落ち込む瞬間を感じながら、充実感がある。ただ、それは起きた事象に対してのみで、自分自身がどうなったのかということに対してはその時点で満足できたことはなかった。満足できるとすれば、それから何年も経ってからだ。 「あの頃の自分、あんな事を成し遂げたこと、結構すごかったのかもしれない」と数年越しに思えることの方が多い。 たぶん、「今」に満足してしまうと、「これじゃだめだ」となった場合に自分が苦しくなってしまうから、…