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幻想即興曲

(音楽)
げんそうそっきょうきょく

ショパン作の即興曲第4番。ショパンの死後、友人であったフォンタナによって出版されたものであり、作曲年代としては即興曲第1番よりも古い。ショパン自身はこの曲を出版する意思はなかったようであるが、その理由はベートーヴェンの「月光ソナタ」またはモシェレスの即興曲に似ているためといわれる。あるいは、さる婦人に進呈したためとも言われる(これについてはアルトゥール・ルービンシュタイン所有の別バージョンが知られている)。なお幻想即興曲Fantasie-Impromptuというタイトルもフォンタナが付けたものとされ、ショパン本人はこの曲に何も表題を与えていない。しかし、その幻想的な雰囲気にはぴったりの表題とも言え、非常にポピュラーな曲となった。
3部形式で、急速な主部と、美しく柔らかな旋律の中間部から成り立つ。主部の流れるようなフレーズが大変に印象的であるが、聴こえるほどに演奏は難しくなく、ピアノ学習者のショパン入門用の曲としてもよく演奏される。

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