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広報

(一般)
こうほう

Public Relationsの和訳。
一般的に言って、Public Relationsの定義には、ステレオタイプと、一般的な理解と、本来の定義の3種類がある。

定義

ステレオタイプ

  • メディアに働きかけてタダでやる広告、プロモーション、プロパガンダ。

一般的な理解

  • 組織/個人がパブリックに働きかけることによって、パブリックの意見や行動を変え、組織/個人の意見・思想・立場・視点を理解させる/広めることを目的にした活動のこと。
    • ここで言うパブリックとは、組織/個人にとってのすべてのターゲットとなる人々をきっちりセグメントした上で設定するべきだが、しばしばこれを「一般市民」とか「一般大衆」など実態のない定義にしてしまい、砂漠に水を撒くようなPRをやってるケースがざらにある。
    • また、「PRをやっている組織」の中にも、この一般的な理解のPRを受動的にのみ行っていて、能動的活動のないものも多く見られる。

本来の定義

  • 組織とそのパブリックの間に、双方の利益をめざして、双方向のコミュニケーション(two-way communication)を維持するすべての活動。上の”一般的理解”で述べた組織→publicのコミュニケーションフローと並行し、public→組織のフローを確保し、パブリックとのコミュニケーションを通じて、組織の意見や行動“も”修正/順応することを含む。
  • Public Relations is the management function that establishes and maintains mutually beneficial relationships between an organization and the publics on whom its success or failure depends. (Cutlip, S.M., Center, A.H., & Broom, G.M. (2000). Effective Public Relations (8th ed.).Upper Saddle River, NJ: Prentice-Hall, Inc.)
  • 日本では「広報」のほか、「パブリック・リレーションズ」或いは「PR(ピー・アール)」という名称/呼称も一般的になってきたが、日本語で一般的に使われている「PR(ピー・アール)」は、マーケティング・プロモーションの意味合いのみである場合が多い。
  • パブリック・リレーションズ/PR=ビラ・パンフレット作り、或いは報道対応 というのは誤解。ツール作り、報道対応もPublic Relationsのツールのひとつだが、根幹ではない。
  • 広告、宣伝、マーケティング、プロモーションとしばしば混同して語られるが、機能的に異なる。
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