例えば東西冷戦のピークだったキューバ危機(1962年)以降、久しぶりに世界は核戦争の脅威に向き合っている。戦略核兵器1,500発以上を保有する大国ロシアが、核の使用をちらつかせているからだ。緊張が高まることによって、偶発的な事故や誤認が核戦争に発展してしまうリスクも高くなる。 そんな中広島G7サミットが終了し、被爆地広島から「広島ビジョン」が発信されている。 広島ビジョンとは 核抑止・核軍縮の両立探る - 日本経済新聞 (nikkei.com) 大きな方向性として、核なき世界を目指しながら核戦力の削減には務める。もちろん各国への(先制)不使用は求めるのだが、反撃能力としての核兵器保有は禁じず、…