306頁上段 後ろから3行目 中段4行目 福田さんは、「(青春を返せ訴訟等を)メディアが報じ、プロの脱会屋が唆して、親族は肉親の拉致監禁に手を染める」と記述する。 この点について、裁判所がどのように認定しているかみてみよう。夫婦である統一協会員が拉致監禁されたとして、それぞれの両親と関係者を広島地方裁判所に提訴した事件がある(以下、「広島事件」という。事件の結論は夫婦の損害賠償が認められている)。その事件の控訴審判決(2020年11月27日広島高裁判決言渡し、双方上告せず確定)は、夫婦である統一協会員を「保護」した両親の心情について、次の通り認定している。 たしかに,被控訴人(統一協会員夫婦の…