広汎性発達障害(pervasive developmental disorders)とは、社会性・コミュニケーション・想像性の三つ組の障害をはじめ、古典的自閉症(カナー症候群)やアスペルガー症候群の特徴を含む発達障害の総称である。知的障害を伴なわない場合は、高機能広汎性発達障害と呼ばれることもある。
最近の傾向として、この障害の特徴が連続体(スペクトラム)になっていると考える傾向から、自閉症スペクトラム(ASD; Autism Spectrum Disorder)という呼称を用いるのが主流になってきている。