「日本は何をやっても批判される」。 環境省の官僚が、英国グラスゴーで開催されたCOP26 第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議を振り返り、そうため息を漏らしているそうだ。 失意のCOP26、環境省のため息: 日本経済新聞 急遽この会合に参加、スピーチだけの岸田首相は、及び腰と評された。その上、国際NGOからは「化石賞」まで頂くことになった。 日本は石炭火力の燃料をアンモニアに転換して排出ゼロをめざすと訴えた。今ある設備を「座礁資産」にせず脱炭素を実現する現実解とみている。 それも「化石燃料を延命する戦略」と受け止められた。世界の当面の目標である2030年時点の排出削減にはほとんど寄与しない…