人はゆらぎのあるものを美しく、あるいは心地よく感じるという傾向があるようです。昔「1/fゆらぎ」という言葉と共にそんなことが話題になりました。この理論によれば、一色のデザインよりも二色以上のデザインの方が、また平面よりは立体感のある面の方が、さらには、無風で完全に止まっている木の枝よりは、風にそよいでいる枝の方が、人の心を引きつける可能性を示唆しています。 モアレは印刷業界などでは起きてほしくない厄介な現象ですが、最近はそれを逆手に取ってデザインに活かそうという試みが見られるようになりました。モアレって何?と思われるかも知れませんが、ストッキングを2枚重ね履きしたときなどに現れる縞模様のことで…