戒壇建立の事業は一天広布の日にあらあずんば成し得べきにあらざるなり。故に、これをしばらく時の帝王に付すといえども、本門の本尊建立は帝王の建立すべきものにあらず。故に、宗祖、御在世にこれを成就し給いたり。 第8章は造仏に関する破折の章となっていますが、当該御文は造仏破折の一環として未来戒壇(事相の本門戒壇)建立に関して言及している部分になります。この御文の趣意は、「本門戒壇(事相戒壇)の建立は広宣流布の時にならないと出来ない。従って広宣流布までの間は国主に託すが、事相戒壇に掲げる本尊は国主が建立するものでないので、日蓮大聖人が御在中に事相戒壇に安置すべき本尊を建立した」という意味です。帝王とは、…