1898-1965 精神科医。
新潟県中蒲原郡五泉町に生まれる。 旧制村松中学から、旧制の新潟医学専門学校卒業。精神病理学の研究をすすめるかたわら、柳宗悦が提唱の民芸運動に参画してバーナード・リーチ、浜田庄司、千家元麿、河合寛次郎、寿岳文章らと親交を重ねた。 また、美術に関してはゴッホやロートレック、ゴーギャンといったヨーロッパの画家たちを先駆けて紹介し、精神科医の立場から研究して伝記を書き上げた。 また、戦後は、山下清の保護者としての活動でも高名である。
もしかすると催眠音声作品の「始祖」を見つけたやもしれぬ。 精神科医にして文筆家、式場隆三郎の著作に、だ。 昭和十二年刊行、『絶対安眠法』の中に於ける一節である。 映画の与へる強い視覚作用と、トーキー応用による聴覚作用を併せて、治療に役立てようとする試みがソヴィエトで行はれた。 この研究は五年前からモスクワのスハレブスキイ教授によって進められ、最初に完成されたのは「催眠療法」と題したものである。映写幕によって観客に催眠術をかけて、ねむらせようとする方法である。 映画は三巻からなり、第一巻は酒精(アルコール)中毒の家庭、社会、産業などに及ぼす害毒の解剖であり、第二巻は医者がアルコール中毒者に催眠術…
操体をまるごと勉強するのであれば、創始者橋本敬三先生のことを勉強することは大凡必須です。特に、操体の指導者になりたいとか、操体の治療家になりたい場合は。 また、操体でセルフケアしたいという場合にしても、操体が単なる体操であるとか、養生法ではなく、病気になる順番と治る順番(操体では、西洋医学とは正反対な見方をしています)や、呼吸、飲食、身体運動、精神活動、環境、重心の軸などの、健康なからだを保つために留意すべき法則などは、知っておくに越したことはありません。 修業中の弟子ではないので「何故やるのか」ということが分かっているほうが、モチベーションもあがるでしょう。 そして、橋本敬三先生は、明治30…
おはようございます! 待っている間もがんばる人にすべてのものはやってくる。 #トーマス・エジソン 3月22日 今日は、『世界水の日』 地球的な視点から水の大切さ、貴重さを世界中の人々がともに見詰め直す日 本日のお誕生日 大橋巨泉さん、古手川伸子さん、有働由美子さん、馬場裕之さん、柳明日香さんなどなど もんち的には、ドット柄の草間彌生さんのお誕生日 本日お誕生日の方々、おめでとうございます ㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️ 草間彌生 少女時代から統合失調症を病み、繰り返し襲う幻覚や幻聴から逃れるために、それら幻覚や幻聴を描きとめる絵を描き始める。 草間は現在に至るまで水玉(ドット)をモチーフに制作する事が多…
編集中、谷口と清家の言葉にしばしば柳宗悦と近いものを感じたので、『柳宗悦と民藝の哲学──「美の思想家」の軌跡』(2018年7月17日)の大沢啓徳さんに『精選建築文集1 谷口吉郎・清家清・篠原一男』を読んでいただいた。 『建築と日常』No.5では柳宗悦(1889-1961)に注目したけど、僕の谷口吉郎(1904-1979)への関心はそこから連続している。今回の谷口の収録文でも、たとえば「材質の清らかさ」(1937年)などは柳の思考と大きく重なっていると思う。15歳違いの谷口と柳には、おそらく多少の交流があっただろう。式場隆三郎の『二笑亭綺譚』(昭森社、1939年)には両者の寄稿文が収録され、『民…
337.『野分』式場益平からの手紙(1)――驚愕の高岡市と高田市 例によって漱石作品本文の引用(青色文字)は、原則として岩波書店の平成版『漱石全集』『定本漱石全集』に拠る。ただし現代仮名遣いに改めた。論者(筆者・引用者)による強調はアンダラインで、省略部分は(あれば)・・・で示す。その他は特記なき限り原文のまま。 その『野分』が出た頃の漱石の書簡(葉書)にこんなのがある。〇書簡No.811 全文 明治40年1月[推定] はがき 駒込神明町七十三 式場益平様/本郷西片町十 ロノ七 夏目金之助 野分の御批評難有存候。越後の高岡とかき候を越中と致し候は誤に候。長岡をわざと高岡と致し候。対話の「生きべ…
図書館活用。水木しげるつながり。「東西奇ッ怪紳士録」を先に読みたかったですが致し方なし。 門前仲町にあったアウトサイダー建築の解説本。写真も豊富で楽しい。 式場隆三郎は「狂気の人ゴッホを日本に最初に紹介したり、山下清を“発見”した」精神医学博士とのこと。 藤森照信「二笑亭再建せり」で紹介されているいくつかの「マヴォ建築」の実例写真も面白いですが、乞食城(沼津)、異形の塔(福岡)、伴野さんの家(渥美半島)の写真もインパクトが凄い。
朝ごはんは昨日、車で走っていて発見した「パンデトナリテ」で買ってきたので、お部屋でいただきました。 下から無料のコーヒーを持って来て最高の朝食でした(^^)/ ↑ コーヒーは2回入れるとこの紙コップに満タンになります! このパン屋さんは最高に美味しい!! 素泊まりのお宿に行った際は是非こちらで朝食のパンを買ってくることをオススメしたいです! ↑ チェックインの時にオーナーさんからいただいたプチトマトがとても美味しい!! 一応住所だけ載せてみたいと思います。 パンデトナリテ 住所:茅野市豊平3290-1 宿をチェックアウトして駐車場に出たら頭上に鳥の巣を発見!! ひなが顔を出していてとても可愛い…
ぼくが時々参加する「カラオケキング」というオンラインカラオケ大会では、通常の「課題曲部門」と「自由曲部門」の他に「オマケ部門」を設けています。8月の大会では「オマケ部門」の1つとして、「戦争と平和部門」が設けられました。好きな歌が歌えるのも平和な日常があってこそという主催者の方の趣旨も理解できました。せっかくの機会なので歌ってみたいと思った曲が、藤山一郎さんの「長崎の鐘」という曲でした。 ぼくも藤山さんが「長崎の鐘」を朗々と歌われるお姿を、NHKの「思い出のメロディー」や「紅白歌合戦」などで何度も見て、長崎に原爆が投下された後の惨状から希望を持って生きていこうというメッセージが込められているこ…
図書館で何となく借りてみた。 山下清氏の貼り絵は、日本のゴッホとも称されるが、今でいうところのアウトサイダーアートだろう。 恐らく私が生まれる前の頃の事だと思うが、日本中で流行したようだ。 そんな山下清氏が文章を書いていたとは知らなかったので、ちょっと借りてみた。 読んでみると、式場隆三郎の校正が加わっているようだ。 今の価値観からするとちょっと問題がありそうな部分もあるが、凡人とは異なった視点もあり、面白い本ではあった。 日本ぶらりぶらり (ちくま文庫) 作者:山下 清 筑摩書房 Amazon
22年5月の書籍雑誌推定販売金額は734億円で、前年比5.3%減。 書籍は407億円で、同3.1%減。 雑誌は327億円で、同7.9%減。 雑誌の内訳は月刊誌が268億円で、同7.4%減、週刊誌は58億円で、同10.2%減。 返品率は書籍が38.8%、雑誌は45.4%で、月刊誌は45.8%、週刊誌は43.2%。 雑誌の返品率が45%を超えたのは初めてだと思われる。最悪の返品率だといっていい。 22年1月から5月にかけての販売金額累計は6.9%減、書籍は3.4%減、雑誌は11.6%減である。 そうした出版販売状況の中で、22年後半に突入していく。1.2022年の東京書店組合加盟数は21年の291…
まだ6月ですが、猛暑の毎日です。 汗だくのあなたに・・・こんなお話はいかがでしょうか。 こんな暑いときに桜島へわたったのは初めてなので、あつくてならない。 車のなかからみていると、パンツをはかないで歩いている何人か目についた。 あれをみるとうらやましいので、あそこにもいる、ここにもいるというと、先生(式場隆三郎氏)はあれは子どもだからというので、いくつまではだかでいてもいいものだろう。 五つかな、七つかな、十かなときいたら先生はまた笑っていた。 ――山下清画文集「日本ぶらりぶらり」文芸春秋新社より ・・・のどかな時代の一コマです。 みなさん、熱中症に気をつけてお過ごしくださいね~~♥
先日、あるところで、ある人が、鹿児島のお土産が入った紙袋を持っていました。 それには何かの家紋のようなものがついていました。 その人は「これ、何だか知ってる?」と私に言いました。 私は「知りません」と答えました(本当に知らなかった)。 その人は 「ええええ~っ?島津家の丸に十文字を知らないの」と私に言いました。 「・・・・・知らない」 ヘンな話ですが、私の前世の一つは、会津の坊さんだったようなんです。それも、会津戦争(戊辰戦争)で死んでるようなんですね(信じない人はすっ飛ばしてくださいね)。 それを知る前までは、日本史は大好きなのに、明治維新前後のことが全く頭に入らないのと、維新には全く興味が…
6月以降のものを備忘録的に。あくまで自分が興味のあるものの備忘録。 最終更新06/26・更新記録05/29、06/11,19,22 ,26 (◯観覧予定△都合次第▼記録のみ◎見学済)開催中、終了済は終了日順。開催前は開催日順。 期間後の括弧は前期後期の期日。中点が・(中黒)は部分入替。:(ダブルコロン)は完全入替。(2021/08/13〜) --会期終了-- △式場隆三郎と民藝運動 04/30〜06/10|市川市文学ミュージアム|本八幡・下総中山・鬼越|*1 ▼吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる03/19〜06/19|東京都現代美術館|清澄白河 ◎オンライン・トークイベント「学校で版画を彫…