弓指寛治というアーティストは、ここ数年でも、特に、独自で優れている存在だと思う。 『美術手帖』(弓指寛治) https://bijutsutecho.com/artists/899 しかも、作品を発表するたびに、今の時代に、絵画を中心にして、しかも、その画風は、個性がはっきりしていて、変わりないように見えるのに、その扱うテーマや、展示の方法が、いつも新しく、それでいて人間の基本から目を逸らしていないようにも見える。 さらに、その創作に向かう姿勢が誠実なのも伝わってくる。 最初に、その作品を見たのが2017年で、その時に作者として、作品に対する話をしてくれたときの、気持ちが真っ直ぐに伝わってくる…