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弓道

(スポーツ)
きゅうどう

弓で矢を射て、的を狙う武道。競技は近的と遠的との2つに大分される。近的は28m先の直径36cm(一尺二寸)の的に的中した数を争う的中制。遠的は60m先の直径1mの的の中心を狙い得点を争う得点制。矢2本を一手、4本を四ッ矢と呼び、これが基本単位になる。また射距離30m、的の直径36cmの得点制とアーチェリーのような、通称「中的」が近年登場した。

和弓は蒙古形の長弓だが、日本は弓の材料に乏しく、弓の寿命を長くするために約2.21m(7尺3寸)という他に類を見ない、非常に長い弓となった。また、その長さから握りを弓の中心とすることが難しく、握りが弓の1/3の部分となったため、弓の形は単純な半円形にはならず、独特の美しい形となっている。

弓は古く狩猟の道具として発生、その後戦乱の時代には武器として長らく活躍したが、室町時代に鉄砲が伝来すると武器としての弓は衰退、徐々に武道としての弓が発達した。
江戸時代には三十三間堂で、1日に何本の矢を通せるかを競う三十三間堂通し矢が流行。和佐大八郎が約13000本中8533本を通し最高記録を出して以降、出費がかさむという理由から通し矢は禁止されたが、この時の弓具の改良は後に大きな影響を与えた。

明治に入ると四民平等により武士の階級がなくなったことから、弓は平民の娯楽として広まったが、武道としての弓は堕落していった。

第二次世界大戦後、全日本弓道連盟の設立がGHQに認められると、射法制定委員により射法が制定され、それまでバラバラだった射法が統一されることになった(ただし全日本弓道連盟の射法として統一されたものであり、各流派の下での射法は異なることがある)。

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