シリーズ(7)では与党の憲政会はが緊縮財政と平和外交で内政重視の政策を行い、関東大震災の震災手形の処理を始めたが、与野党の対立が激化して信用不安が起きた。同時期、中国大陸では蒋介石が第一次北伐を開始、南京を占拠して居留民に迫害を加えた(1927南京事件)が、平和外交を楯に介入しなかった。政府は台湾銀行に対する信用不安に備えるために日銀に補償を求め、日銀は政府に損失保障を求めたが議会は閉会していたため緊急勅令で対応しようとしたが、枢密院は否決した。枢密院は南京事件の対応に強い不満を抱いたためだった。これにより憲政会は下野し、政友会が与党となった。田中内閣が成立し、高橋是清が蔵相に就任、緊急勅令が…