【連続投稿1359日目】 「名前は知らなくたって、何となく顔が思い浮かぶ。その人の仕事が想像できる「特定多数」の関係。モノとお金だけを交換しているわけではない。」 「ゆっくり、いそげ」の著者でクルミドコーヒー店主の影山知明さん。 顔も名前も分からない不特定多数の人に、均一な商品を提供することが事業の目的ではない。それならロボットでもできる。自分がやりたいのは、不均一でもいいから、名前や顔がわかる特定多数の方への提供。 仕事は最終的には人と人とのつながり。それをとことんまで追求していくと、影山さんの考えに行き着くのではないかと思っています。 別にITツールやオンラインを否定するわけではなく、それ…
【連続投稿1228日目】 「ゆっくりいそげ」クルミドコーヒー店主 影山知明さんの著書です。 この本に自分自身大きな影響を受けていて、仕事のスタイルだったり、事業提案する際の参考にさせていただいたりしています。 中でも印象深いのが、第2章「テイクから入るか、ギブから入るか、それが問題だ」です。 出店する際に、ここに出店すれば月商○○万円くらいになるといったロジカルな話になる。しかしそれだけでなくむしろ、そのお店を通して来店客にどうなって欲しいのか。街に何を提供できるのか。自分たちが提供する価値で、街がもっと良くなってほしい。そんな思いが先行している。つまり、「ギブ」が動機となっている。 と書いて…
【連続投稿927日目】 「ムダに思えることが実は大切なことがある。効率だけを追求するなら家で仕事も、サードプレイスも完結すればいい。しかしそれでは人間がダメになってしまう。生身の人と人とのふれあいから生み出されるものがある。」 「カフェから時代は創られる」がリニューアル発刊から1年を記念して、昨日著者の飯田美樹さんとクルミドコーヒー店主影山知明さんによるトークショーが開催されました。 冒頭の言葉は、飯田さんが途中でおっしゃった内容です。昨年オンラインを導入し、ほぼすべてオンラインで対応していたら体調を崩してしまった。無理して銀座の街を歩いたり、リアルに人と出会ったりすることで快復した。その実体…
資本主義に疲れた人のための経済 毎日が忙しいです。 忙しいのは疲れます。 でも忙しいのは良いことだと周りに言われます。 自分は、本当の忙しくないを知らないのかもしれませんね。 それでも忙しいと命を削っている気がしてツライです。 なぜこんなに忙しくして頑張っているのだろう。 お金のため・・・? 忙しくない=収入が無くなるってこと? そんなことを考えているときに、ゆっくりと利益を出しているカフェの本に出会ったのでまとめていきます。 ー目次ー 資本主義に疲れた人のための経済 本のタイトル 著者「影山知明」さんについて 簡単な要約 + 感想・気付き 経済とビジネスの由来 ビジネスの成果 成果のために利…
4/15 (月)19:00 - 21:00 青木純×馬場未織×影山知明「人とまちの関係を温めるパブリックのつくり方」『パブリックライフ』(学芸出版社)刊行記念 本屋B&B https://bb240415a.peatix.com/ パブリックライフ: 人とまちが育つ共同住宅・飲食店・公園・ストリート 作者:青木 純,馬場 未織 学芸出版社 Amazon ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~ 作者:影山知明 大和書房 Amazon
■クルミドコーヒー 過去に読んだ本の中で印象深いものをいくつか挙げるとしたらその中に「ゆっくり、いそげ」という本が入る。昨日、その著者の影山知明さんが2008年に開業した「クルミドコーヒー」に足を運んだ。行きの電車の中で、先ほどの本の続編にあたる「続・ゆっくり、いそげ」を読みながら。 クルミドコーヒーの土台となるコンセプトには、最近感じている自分の人生のモヤモヤをクリアにするヒントがあるような気がする。 クルミドコーヒーはすごく良いところだった。 西国分寺駅には初めて降りた。久しぶりに、長い時間イヤホンをせずに街を歩いた。気候が良くのどかで、ゆっくり歩くことを許されているような気分だった。 ■…
■コール&レスポンス 「例えば、挨拶を思い浮かべると、『挨拶をしましょう』と教えられることはあっても、『挨拶にはちゃんと応えましょう』と教えられることはあまりない。でも、こちらが『おはよう』と言っているのに、向こうが何も返してくれないとすれば、早晩その「おはよう」も失われてしまうだろう。コール&レスポンス。コールあればこそのレスポンスではあるのだけれど、レスポンスあればこそのコールでもある。 」 「ゆっくり、いそげ」(影山知明 大和書房) www.daiwashobo.co.jp コール・&レスポンス。 先日は、機会があって会津若松市内を、のんびり自由に歩きながら、気ままにブラブラする時間をも…
みなさん あけおめ。 新年一発目の投稿は 読書回です(笑) 年末にもブログに書いたけど、 この本にハマっている。 「ゆっくり、いそげ」 影山 知明 著 lifeportfolio.hateblo.jp もともとは 東大法学部を卒業して マッキンゼーなどの超一流金融マンとして ベンチャーキャピタルなどをしていた方。 食うか食われるか、 giveとは間反対のtake的な振る舞いが 絶対的に必要とされる業界から離れ、 カフェを立ち上げ、 お客さんにもともと混在している 「消費者的人格(taker)」ではなく 「受贈者的人格(giver)」を引き出す そのための 様々な仕掛け、システム、 つながりを重…
先日、 細々とやっているポイ活で 溜まったポイントを使って amazonで読みたい本を 数冊購入したので 妻に伝えたときのこと。 「ポイントで買った本がいくつか amazonから届くと思うから、宜しくね。」 「そうなんだ。オッケー。 また自己啓発本だよね」 この一言に どうもムッとしてしまう自分に気がついた。 自分の中での 「自己啓発」って言葉を あまりポジティブに捉えていない ってことなんだろう。 「意識高い系だよね」 って揶揄されている感じに近い。 wikipepediaに投げてみる 自己啓発(じこけいはつ)とは、 自己を人間としてより高い段階へ上昇させようとする行為である。「より高い能力…
経済的成功が唯一の成功ではない。理想と現実を両立させる仕事のやり方が記されている。 著者:影山知明マッキンゼーからベンチャーキャピタル創業を経て、シェアハウスとコーヒーショップをオープンさせ、食べログのカフェ部門で全国No1を獲得した異色の経歴を持つ。この著書では、どのような思想・思いでコーヒーショップを営み、お客様や従業員、仕入れ先など身近な関係性に向き合うかを、様々なエピソードとともに綴っている。すべてのエピソードは、理論ではなく著者と仲間たちが実践し、その結果を受け止め、内省し、言語化した体験に基づくものである。そのため、成功や失敗に関するリアルな洞察が信頼でき、説得力を持って伝えられて…
2023.07.30 【2772日連続投稿】 昨日の経営ゲームの参加を受けて、今日はこの本を読み進めてみた。 『ゆっくり、いそげ -カフェからはじめる人を手段化しない経済-』(影山知明) 経営には常に等価交換というわけにはいかない。 今回はこちらの都合を優先してくれた中での仕事のやりとりもあれば、先方の都合に合わせてこちらが頑張る時もある。 昨日参加した経営ゲームはペアで基本行う。 相手が商品を売るチャンスで相手が商品を売ってまだ販売可能な状態だったら、自分も販売できるというルールだ。 状況次第では、相手が売りたいものがあるのに買い手が見つからずに困っているのであれば、こちらの販売のチャンスに…
2023.07.07 【2749日連続投稿】 今日から『ゆっくり、いそげ カフェからはじまる人を手段化したい経済』(著:クルミドコーヒー店主 影山知明)を読み始めた。 ラテン語で「festina lente(フェスティナ・レンテ)」というらしい。 そしてこの言葉は、ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスの言葉と言われており、「良い結果に至るためには、ゆっくり行くのがいい」という意味とのこと。 日本語の「急がば回れ」に近いと思った。 目の前のことを大切にすることが結果的に良き方向に早く向かえるのは、私の経験則からもなんとなく分かると思った。 だから、毎日書くし、最近はらくだプリントもやることが、ゆっ…
周りで話題であったため近内さんの世界は贈与でできているを読んでみました。個人的には著者の解釈であったり、定義に対しては疑問の残るものや理解に苦しむ部分はあったものの、出会い直すというような考えや自分の心の持ちようが大事とするような観点に関してはたしかに資本主義のすきまを埋めるような考えであるのかなと思う部分も多くありました。 倫理学や哲学などは資本主義社会の中で物事を立ち止まって結論は出なくてもよいのでしっかりと考えてみて今の考えを持ってみるというような部分が多く、ある種ぬか床のようなものであるように思います。 本書を読んでみた後にYoutubeでの対談やレビューなど色々読み漁ってみたのですが…