「生と死は1つであり、よりよい人生は、死を見つめることから始まる」 ・・・ 以前から度々取り上げております古代ローマの哲学者、セネカによる「死ぬときに後悔しない方法」という書物に書かれた言葉です。 英語での表題は「HOW TO DIE」というものですから、正確には「どのように死ぬか」というものであり、これは同時に「どのように生きるか」につながるものでもあります。 後の皇帝となるネロの家庭教師を努め、ネロが皇帝となった後も善政を支えたセネカでありましたが、皮肉なことにネロに陰謀の罪を着せられ自死を強要されたという最期でもありました。 「長く生きるには運命の手を借りる必要があるが、満たされた人生に…