【ウグイ釣り】 子供のころに住んでいた家は、桜並木がある川土手の下にあった。土手にも、その下にも道が通っていて、それに沿って住宅が軒を連ねている。その中には老舗の観光旅館や置屋もあって、界隈にはけっこう華やかな雰囲気が漂っていた。家の目の前の土手を越えたらすぐに河原に下りることができた。自宅の2階に上がると、窓から土手越しに川が見えたほどであったので、魚釣りなんていつでもできたのだった。・・・・・・・中学1年の夏休みに、1つ年上の従兄が泊まりに来たことがある。もう、魚釣りが大好きな従兄で、魚釣りのためだけに泊まりに来たと言っても過言ではない。当時の川は水の量も多くて実に綺麗だった。岸辺の浅瀬や…