前回の記事では古代の東日本に毛野国(けのくに)という巨大な王国があったとまとめました。 今回は毛野国から分かれた上毛野国の歴史について探っていきます。 目次 御諸別王(みもろわけのみこ)とは? 春日の穴咋邑(あなくいのむら)とは? 御諸別王の陵墓は? 御諸別王を祀る神社は? 御諸別王(みもろわけのみこ)とは? 御諸別王は第10代崇神天皇のひ孫にあたります。大和の天皇家の血筋であったため王(みこ)と呼ばれていたようです。 父の彦狭島王(ひこさしまおう)が初代上毛野国造に命じられたが、病死したので代わりに東国に赴任した人物とされており、古代の群馬県との関わりも深い人物です。 『日本書紀』景行天皇5…