ファミリーコンピュータ版「ドラゴンクエスト」「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」において採用されていた、ゲームの続きを再開するためのパスワードのこと。その知名度は高く、テレビゲームにおけるパスワードの代名詞と言っても過言ではない。
特定の場所で得られる復活の呪文をいったんメモに取り、ゲーム再開の際にコントローラでこれを入力することで、その呪文に適合した強さ・場所*1から物語を続けることができた。
復活の呪文は、濁音・半濁音が混じったひらがなの文字列*2であり、これをすべて書き写すという行為にはどうしてもミスがつきものであった。当然のことながら、復活の呪文を1文字でも間違えると「ふっかつのじゅもんがちがいます」というメッセージがむなしく表示され(チェックサムを取っているため)、再開することはできなかった。この非情とも言えるデメリットは、当時小中学生であった多くのプレイヤーを苦しめたと言える。
なお、技術の進歩に伴い、「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」からは復活の呪文に代わって、「冒険の書(ぼうけんのしょ)」という名称の、バッテリーバックアップによるセーブシステムが採用されている。
本来は無秩序な文字の羅列である「復活の呪文」だが、なんとなく意味が通ってしまう復活の呪文も存在する。以下に有名な、語呂合わせの復活の呪文を挙げる。
くわたやま くらしのずかな かはたはら くろま
(桑田真澄、山倉和博、篠塚和典、中畑清、原辰徳、ウォーレン・クロマティの順。)
レベル17の「ねょ2ふ」
ほりいゆう じえにつくすど らごくえす とだよ (堀井雄二エニックスドラゴンクエストだよ)
レベル25
ゆうて いみや おうきむ こうほ りいゆ うじとり やまあ きらぺ ぺぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ ぺぺ
レベル48の「もょもと」