阪神淡路大震災(1995年) が「ボランティア元年」なら、東日本大震災(2011年)は「組織化元年」。そして今年元日に起きた能登半島地震は、「マナー化元年」と言えるかもしれない。 阪神大震災が起きたとき、アルバイト先(震源地から40~50㎞ほどの距離)にいた。というか酔い潰れて寝ていた。厨房では棚から食器がいくつか落ちて割れたそうだが、目を覚ましたときには既に片付けは終わっていた。自転車で自宅のワンルームマンションに戻る途中、古いビルの外壁が剥がれているのを見かけはしたが、街は特に変わりないように感じた。私の部屋は5階だ。エレベーターは普通に動いていた。部屋に入ると、ユニットバスの床には『ブル…