『太陽のない街』徳永直岩波文庫1950年8月5日 第1刷発行2018年7月18日 改版第1刷発行 *作品は、1928年~1929年にかけて書かれた。 プロレタリア文学代表作の一つ。小林多喜二の蟹工船と同じ頃に書かれた作品。先日、日本近代史の勉強をしていた時に、本書が言及されていて、読んだことが無いと思ったので、図書館で借りてみた。 感想。正直、辛い・・・。読んでいて辛くなる。小林多喜二の『蟹工船』もそうだけれど、本当にこういう時代があったのかと思うと、辛くなってくる。人の愚かさに、悲しくなってくる。この延長に、日本赤軍事件、あさま山荘事件があるのだとおもうと、ほんとに、どんより暗くなる・・・。…