かんべむさし『水素製造法』徳間文庫を読了。 SNSで何人もの本読みがこれを読んで爆笑したというので、苦労して手に入れて読んでみたのだけれど、自分にはぜんぜん刺さらなかった。爆笑どころか、クスリともしなかった。こういうのは、相性だから仕方がないのだけれど、人が楽しんでいるものを自分が楽しめないというのは、なんとも悔しい。すごく損をした気がしてしまう。 似たような作風で爆笑させられた作品はというと、清水義範の『国語入試問題必勝法』などがあって、あれには爆笑させられた。が、ふと冷静になってみて、いま読んでも爆笑できるかとなると、いまいち自信がない。もしかすると若い感性で読んだからこそ爆笑できたのかも…