📖【第2章】高級ディナーと違和感のワイン(2003年) 彼との初めてのデートは、思っていたよりずっと豪華だったお。 「ここ、好きそうだから」と連れて行かれたのは、銀座のちょっと高級なフレンチレストラン。 テーブルの上には白いクロス、薄暗い照明にジャズが静かに流れている。 メニューはまったく読めず、彼にお任せ状態でワインもすすめられた。 「我、こんな高いところ来たことないお」って内心ドキドキしながらも、彼のスマートなエスコートにちょっと嬉しくなっていた。 けれど、ふとした瞬間に違和感がよぎる。 彼はすごく優しいけれど、どこか「深さ」がない気がしたんだお。 質問を投げても、表面的な答えばかりで、過…